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図書館司書の情報収集力

2022-06-07

マガジンハウスから刊行されている雑誌『BRUTUS』の公式サイトで興味深い記事を見つけました。
それは、図書館情報学研究者の小林昌樹氏のガイドによるベテラン図書館司書の情報の集め方について書いた記事。
さまざまな質問が集まる図書館のレファレンスサービスにおいて、司書がどのように情報を集めるのか。そこには、自分自身の仕事や生活にも活用できそうなヒントがありました。

なかでも、インターネットでの検索への向き合い方について書かれた箇所は誰しもが気をつけたい内容。
長年、図書館情報学では「Wikipediaを使ってはいけない」という指導がされてきたらしいのですが、英語版のWikipediaにヒントとなる情報が掲載されていたり1995年以降の趣味の話題などは某巨大匿名掲示板に有益な情報が残っていたりすることもあるんだそう。ただしネットでは自分に都合の良い情報を検索しがちになるので、司書の方たちは紙の資料を見つけるための索引的に使うとのこと。

身体に出た症状をネットで調べる時なんて、ついつい都合よく検索して大病ではないなと勝手に自己診断しがちな私にはなんとも耳が痛い話。。。 ネットの膨大な情報の中からソースが明確ではないノイズをはじいて、しっかりした情報源を参照することの大切さ。
改めて意識したいと感じた記事でした。

ちなみに、ベテラン司書が最初に参照するのは百科事典だそうです。
まずは、見出し語から辞書のように引ける平凡社『世界大百科事典』。さらに深く調べたい場合は、体系的に知ることができる小学館『日本大百科全書』。そこで得た情報を手掛かりに、書籍、目録、新聞・雑誌のデータベースへと幅を広げていくのだそう。

もちろんジャパンナレッジはどちらの事典も搭載しているので、司書の方だけにかぎらずレファレンスツールとしてどんどん活用していただきたいです!

2022-06-07 written by マツオカ
図書館のレファレンスサービスって読みたい本が探せない時だけに利用していましたが、いろんな質問が集まる場なんですね~。
利用者からの質問と、それに対する司書の検索法をまとめた本なんてあれば面白そう。