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「CODA あいのうた」は2022年アカデミー賞の作品賞、脚色賞、助演男優賞の3部門を獲得した映画。
海の町で暮らす高校生の主人公は、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。彼女は幼い頃から“通訳”となり、家業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、合唱クラブの先生が彼女の歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだ末、夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、、、。
CODAとは、
Children of Deaf Adults 聴覚障害者の親を持つ耳が聞こえる子どもたち。コーダ。(現代用語の基礎知識)
1980年代にアメリカで生まれたことばとのこと。冒頭に書いたようにアカデミー賞を受賞したことなどで話題となり日本でも全国公開されました。ご存じの方も多いのではないか。
かくいう自分はというと、じつは最近近所の映画館で観たばかり。噂には聞いていたが、いい映画だなと思い、なんとなく周辺情報を調べていると、この映画はフランス映画のリメイクであることがわかった。そのフランス映画が「エール!」
「エール!」はAmazon Primeで鑑賞。細かいエピソードの違いはあるが、ほぼ同じように話は進みます。
ろう者である両親はもちろん苦労が絶えないのですが、めちゃくちゃ仲良しで下ネタ満載に明るく描かれているところはお気に入りの場面。
「CODA」では恋愛や漁業組合での出来事など、サイドストーリーも充実のさすがハリウッドといったところ。「エール!」は逆に実直というか素朴な印象でした。これはこれでとても魅力的。
共通するクライマックスシーン、音楽大学の受験で主人公が歌う場面が泣けるんですよね。どっちもすばらしい歌声と、字幕ではあるのですが、歌詞がいいのです。そしてそのシーン、ただ歌うだけじゃないんです、、、そこはぜひご自身でご覧くださいませ。