胸熱！男の対決！

桜満開のタイミングでWBCでは侍ジャパンが優勝。いやー、本当にめでたい！　1次ラウンドから日本戦を全試合観戦していたマツオカは、まだ熱が冷めません。
しかも決勝戦の9回で大谷翔平選手VSトラウト選手のエンゼルスチームメイト対決が見られるなんて、月並みですが野球漫画のような胸熱展開でした。

漫画のようなといえば・・・、昨年から話題になっているインド映画『RRR』をやっと観に行ったのですが、もうこれが、おもしろい少年漫画全巻を一気に読んだような満足感！
観に行った知り合い全員から「面白かった！」と聞いていたのでずっと気にはなっていたのですが、上映時間が3時間というではありませんか。
これは絶対途中でトイレに行きたくなるやつ…と躊躇していたのですが、そんなことはまったくの杞憂でした。

時間を感じさせないクライマックス並みの見せ場の連続。ところどころ笑えるシーンもありつつ、先日の米アカデミー賞でも話題になった例のダンスシーンも圧巻。これぞエンターテインメントという内容の濃さでした。
内容をひと言でまとめると英国植民地時代のインドを舞台に2人の男の友情と使命がぶつかりあうアクション大作なのですが、この主役ビームとラーマがとにかくカッコいい。2人ともシュッとした今時のイケメンからはほど遠い風貌でどちらかというとむさ苦しいオジサン風なのですが、ずば抜けた身体能力とゆるぎない使命感で戦う姿がとにかくカッコいい。
主役2人は実在の独立運動指導者コムラム・ビームとアッルーリ・シータラーマ・ラージュがモデルとされているのですが、史実ではこの2人が共闘することはなかったので「もしこの2人が出会っていたら？」という空想のもとに生まれたストーリーだそうです。

ノンフィクションとフィクション、ふたつの“男の対決”に心躍らされた2023年の春でした。