【第104回 問題】
梅雨の時期、突然の雨に思わず軒下に逃げ込んだ経験はありませんか? 画像のような、軒の端の部分には特別な名前があるんです。
正解
螻蛄羽(けらば) といいます。
切妻屋根の端の部分です。軒端(のきば)ともいいます。
切妻屋根は本を開いて伏せたような二つの斜面からできている屋根で、その妻側(棟の両端部)の屋根の端が「けらば」になります。これに対して
樋(とい)が付いている一番低い高さの軒側の先を「
軒先」と呼びます。
1275年に成立した『
名語記』によると、昆虫の
おけらの羽に例えたとされています。