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日本国語大辞典 第二版

書籍版『日本国語大辞典』について

書籍版『日本国語大辞典』について

日本が世界に誇る文化遺産

「今度小学館は、英国のNED(*)のような権威ある国語大辞典の編修に取りかかった。これは、正に国家的な大事業である。(中略)今や英・独・仏の所有しない上代語史料までさかのぼって、古いわが国語史の全容を明らかにする大辞典の作成が企てらるべくして、いまだ政府の諸機関もついにこれを顧慮することを忘れていた。小学館がここに見るところあり、現代の国語学者の全部を請じて、そういう大辞典編集の計画を相談し、国家に代わってこれを画策されることは、近来の大勇断であり、賛嘆すべき一大美挙である」

*NED(A New English Dictionary 新英語辞典)

故・金田一京助博士が「日本国語大辞典」(初版)のパンフレットに編集顧問として寄せられた言葉です。1972年から76年にかけて刊行された初版(全20巻)に5万の新項目、25万の新用例を増補、総項目数50万、用例100万という類のない規模と質を備えた日本語辞典として編纂された『日本国語大辞典 第二版』は、日本が世界に誇る文化遺産です。

日本国語大辞典 第二版 の特色

  • 日本最大 50万項目を収録
    「初版」の収録語数45万に、新項目約5万語(一般項目約3万5000語、方言5000語、百科など1万語)を増補。方言項目内に掲げた異形を合わせると、収録語数は約60万語に及びます。
  • 40年の歳月、3000人の専門家の協力
    『日本国語大辞典 第二版』は、国語学・国文学の専門家にとどまらず、歴史・仏教・漢籍・民俗などの各界の権威、経済・法律など社会科学、および動物・植物など自然科学の研究者など、3000人以上に及ぶ識者に40年以上の長きにわたってご協力いただいた成果を反映しています。
  • 圧巻 用例総数 100万例
    「初版」の75万例に新たに約25万例を増補。100万の用例を収録しました。大規模な用例採集によって、「初版」では用例のなかった項目の多くに用例が補充されました。また、「初版」の用例よりさらに時代をさかのぼった用例も数多く追加されました。
    引用文献総数は約3万点。「第二版」では特に、平安時代から明治期までの日本漢文・漢語資料、奈良時代から江戸時代までの歴史資料、中世から近世初頭にかけての口語を伝える資料、初版では手薄だった近世の諸ジャンルの文献、明治期から現代にいたる近現代の資料から用例を採集しました。古事記・日本書紀から昭和末の文学作品まで、日本語と日本文化の総体がここにあります。
  • 世界に誇れる国語大辞典 用例には文献の成立年(または刊行年)を表示
    本格的な国語辞典を所有しているということは、その国の文化の成熟度と母語に対する意識の高さを端的に示すものです。世界にはイギリスの“Oxford English Dictionary(オックスフォード英語辞典)”やフランスの“Le Trésor de la Langue Française(フランス語宝典)”、中国の『漢語大詞典』などがあります。
    見出し語数50万語、用例100万例、ほぼ全用例に成立年あるいは刊行年を入れた『日本国語大辞典 第二版』は、一語一語の言葉の歩みが手にとるようにわかる、わが国初の本格的歴史主義の大型国語辞典として、世界の代表的な辞典に比肩しうるものであり、日本文化のひとつの到達点を示すものです。
  • 言葉の深奥に迫る「語誌」欄を新設
    5000余の項目に、言葉の成り立ち、意味や用法の変遷、類語との関係、日本人がその言葉にこめてきた意味合いの歴史など、最新の研究成果に基づいた「語誌」欄を新たに設けました。語釈と用例だけでは語りきれない、言葉の詳しい情報がコンパクトにまとめられています。
  • 方言項目を大幅に増補 約14万語収録
    日本最大の方言辞典『日本方言大辞典』(小学館)の成果を取り入れ、方言項目を大幅に増補。意味が同じで類似した形の言葉(異形)は、それぞれの使用地域を明らかにして、まとめて表示しました。見出し語と異形を含めた方言の収録語数は約14万語です。
  • 言葉への多彩なアプローチを可能にするコラムも充実
    語源についてのさまざまな説が一覧できる「語源説」欄、平安時代から明治期までの代表的な辞書にその語が載っているかどうかを確認できる「辞書」欄、東京と京都における現代の標準的なアクセントや、発音の歴史、アクセントの歴史がわかる「発音」欄など、「初版」以来のさまざまなコラムも改訂によってさらに充実しました。
  • 漢字関連の諸項目を増補拡充
    「辞書」欄に掲載したそれぞれの辞書がその語にどんな漢字を当てているかが一覧できる「表記」欄、同じ読みで漢字が複数当てられる語について、それぞれの漢字の意味・熟語・古訓を示した「同訓異字」欄、上代文献に存する、後世のいろは四十七文字では書き分けられない仮名遣いの使い分け(甲類・乙類)を明示した「上代特殊仮名遣い」欄が今回新たに加わりました。
  • 言葉の理解を助ける多彩な図版
    5000点に及ぶ図版は、過去の文献に掲載されているものを中心に収録。「第二版」では動植物を中心に増補しました。
  • 百科事典の役割も果たす
    『日本国語大辞典 第二版』は、国語項目だけではなく、さまざまな分野の百科項目も幅広く収録していますので、百科事典としても十分ご利用いただけます。

編集委員

五十音順
北原保雄(きたはらやすお)
専門は国語学。文学博士。
前筑波大学長
久保田淳(くぼたじゅん)
専門は国文学。文学博士。
東京大学名誉教授
谷脇理史(たにわきまさちか)
専門は国文学。文学博士。
早稲田大学教授
林大(はやしおおき)
専門は国語学。
元国立国語研究所所長・日国初版編集委員
前田富祺(まえだとみよし)
専門は国語学。文学博士。
神戸女子大学教授
松井栄一(まついしげかず)
専門は国語学。
前東京成徳大学教授・日国初版編集委員
渡辺実(わたなべみのる)
専門は国語学・国文学。文学博士
京都大学名誉教授・元国語学会代表理事
徳川宗賢(とくがわむねまさ)
専門は言語学・国語学。文学博士。
前学習院大学教授・元国語学会代表理事
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