1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 自然
  6. >
  7. >
  8. 日本の山
  9. >
  10. 甲武信岳
日本歴史地名大系

甲武信岳
こぶしだけ

大滝村の西端、山梨・長野・埼玉三県の県境にある標高二四七五メートルの山。山名はかつて当山が甲斐国・武蔵国・信濃国の三国の境にあたったことによる。秩父多摩国立公園に含まれ、奥秩父山地主脈上の中央に位置する。三方に尾根を出し、荒川・千曲ちくま川・笛吹ふえふき川の源流地帯である。北に延びる尾根は埼玉・長野県境となり、同尾根上に三宝さんぽう山・十文字じゆうもんじ峠・三国みくに峠・三国山と続いて群馬・長野・埼玉の三県境へ至る。また西から南南西へ延びる尾根は長野・山梨県境となり、国師こくしヶ岳へ続く。東方へ延びる尾根は埼玉・山梨県境で、木賊とくさ山・西破不にしはふ山を経て雁坂かりさか(標高二〇五〇メートル)へと続く標高二二〇〇メートル級の山嶺が連なる。当山の稜線を越える道は古くから武蔵から信州・甲州への街道として利用された。「郡村誌」には当山についての記録はみられないが、当山を源流とするまたの沢・しんの沢については古大滝ふるおおたき村の項にみえ、股の沢は「高八百丈、村の西にあり、金山にして古坑あり(中略)天正の頃武田氏穿堀し後徳川氏之を穿堀し、元禄の頃廃坑となる」、真の沢は「高千丈、村の西にあり金山と云ふ、穿堀廃坑同上」などとある。「風土記稿」中津川なかつがわ村の項でも平賀源内の金山採掘をはじめ、銀鉛山・鉄山などの記述があり、鉱山開発が盛んであった。現在は金峰きんぷ山と並んで奥秩父の代表的な名山で、頂上からの南アルプス・富士山などの雄大な展望や秩父らしい深い谷と原生林が保たれる山容にひかれて訪れる登山者が多い。山頂の東北の肩には甲武信小屋がある。また昭和六一年(一九八六)の水の日制定一〇周年にあたり、同小屋の一隅に水資源の尊さを訴えた荒川水源の碑、真ノ沢奥の二股ふたまたに荒川源流点標が建てられた。

ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のオンライン辞書・事典サービスです。
ジャパンナレッジについて詳しく見る
甲武信岳の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 190
検索コンテンツ
1. こぶし‐だけ【甲武信岳】地図
デジタル大辞泉
山梨・埼玉・長野の3県境にある秩父(ちちぶ)山地の高峰。標高2475メートル。甲斐・武蔵・信濃の国境にあるところからの名。甲武信ヶ岳。  ...
2. こぶし‐だけ【甲武信岳】
日本国語大辞典
山梨、埼玉、長野の県境にある山。甲斐、武蔵、信濃の国境にあるところからこの名がある。笛吹川、荒川、千曲川の水源となる秩父山地の名峰。標高二四七五メートル。こぶし ...
3. こぶしだけ【甲武信岳】埼玉県:秩父郡/大滝村地図
日本歴史地名大系
大滝村の西端、山梨・長野・埼玉三県の県境にある標高二四七五メートルの山。山名はかつて当山が甲斐国・武蔵国・信濃国の三国の境にあたったことによる。秩父多摩国立公園 ...
4. こぶしだけ【甲武信岳】長野県:南佐久郡/川上村
日本歴史地名大系
会林野として利用された。「千曲之真砂」や「信濃地名考」に金峰山を千曲川の源泉と記しているが、甲武信岳の東沢・三宝沢・西沢の沢水も合流して流下する。この一帯は関東 ...
5. 秋山記行・夜職草 9ページ
東洋文庫
本書に坂額を射たとしてあるのは、同じく信濃国住人藤沢清親の誤りである。δ千隈河信濃川の上流で、甲武信岳(こぶしがたけ)に源を発し、湯川・鹿曲川(佐久盆地)、依田 ...
6. あずさやまむら【梓山村】長野県:南佐久郡/川上村
日本歴史地名大系
村民は落合ともよぶ。東側は三国山(一八二八メートル)で、現群馬県上野村と現埼玉県大滝村に接する。また東南の境は甲武信岳(二四八三メートル)。標高一三〇〇メートル ...
7. あら‐かわ【荒川】[地名]画像地図
デジタル大辞泉
〓関東平野を流れる川。秩父(ちちぶ)山地の甲武信(こぶし)岳に源を発し、埼玉県川越市辺りで入間(いるま)川と合流、東京都北区 ...
8. あらかわ【荒川】
国史大辞典
秩父山地の甲武信岳に源を発する川。途中大洞川・中津川・大血川・赤平川・横瀬川などを合わせて秩父盆地を東流、盆地の出口に長瀞(ながとろ)・玉淀などの景勝をつくっ ...
9. あらかわ【荒川】埼玉県:総論地図
日本歴史地名大系
県西部の甲武信岳の北東面に端を発し、秩父盆地の諸川を集め、寄居町付近から扇状地上を東流、熊谷市付近からほぼ南南東に県内を縦断し、戸田市・川口市付近で東京都との境 ...
10. あらかわ【荒川】東京都:総論地図
日本歴史地名大系
埼玉・山梨・長野三県にまたがる標高二四七五メートルの甲武信岳を源流に、奥秩父の山々を浸食し、秩父盆地を流れ、多くの支流を合せながら埼玉県寄居町付近で関東平野に流 ...
11. おおたきむら【大滝村】埼玉県:秩父郡地図
日本歴史地名大系
の峰々に囲まれる。なお、村域の大部分が標高一〇〇〇メートル以上の山稜によって占められている。甲武信岳に源を発する荒川が、中央部を西から東に流れ、東部の落合で中津 ...
12. かんとうさんち【関東山地】東京都:総論地図
日本歴史地名大系
地形は地塁状地塊とみられる。山地の北東部に秩父盆地、南部には秦野盆地がある。山地の最高部は金峰山と甲武信岳を結ぶ稜線付近で、最高峰は稜線中の北奥千丈岳の二六一〇 ...
13. きんぽうさん【金峰山】長野県:南佐久郡/川上村
日本歴史地名大系
西股沢は東股沢の水を合して川端下川(金峰山川)となり、居倉の集落の上で甲武信岳より発する千曲川に合する。居倉から梓川をさかのぼり甲武信岳にいたる西沢とその長さも ...
14. 甲武信ヶ岳
日本大百科全書
甲武信岳ともいう。山梨(甲斐(かい))・埼玉(武蔵(むさし))・長野(信濃(しなの))の県境に位置する秩父(ちちぶ)山地の山。標高2475メートル。金峰(きんぷ ...
15. 甲武信ヶ岳
世界大百科事典
山梨,埼玉,長野の3県にまたがる秩父山地中央部の山。甲武信岳とも記す。標高2475m。信濃川と荒川の分水界をなす。山名は三方から尾根が集まり握りこぶし状の山容を ...
16. さくぐん【佐久郡】長野県:信濃国
日本歴史地名大系
「和名抄」所載の古代信濃国一〇郡の一つ。「和名抄」流布本に「佐久郡」と記す。信濃国東部に位置する。千曲川の水源、甲武信岳・金峰山を連ねる線によって甲斐国に接し、 ...
17. 更級日記 290ページ
日本古典文学全集
駿河と遠江の国境を流れる川。米を摺り砕いた粉。急流の白く泡立ち流れるさまをいう。八ヶ岳に発する釜無川と甲武信岳に発する笛吹川が合流、富士山西麓を南下し、蒲原西方 ...
18. さんぽうさん【三宝山】埼玉県:秩父郡/大滝村地図
日本歴史地名大系
大正二年(一九一三)発行の地図には南方の甲武信岳は記載されているが、当山は記載されていない。同八年刊の田中重治の「日本アルプスと秩父巡礼」には、甲武信岳・木賊山 ...
19. しなの‐がわ【信濃川】地図
デジタル大辞泉
新潟・長野両県にまたがる日本最長の川の、新潟県内での呼び名。長さ約367キロ。関東山地の甲武信(こぶし)岳に源を発し、越後平野を流れ、新潟市で日本海に注ぐ。上流 ...
20. しなのがわ【信濃川】
国史大辞典
千曲(ちくま)川、新潟県側を信濃川というが、近世では越後国でも千曲川と呼ぶ場合が多かった。源を甲武信岳に発し、佐久平を流下して善光寺平で槍ヶ岳を水源とする犀川を ...
21. 将門記 46ページ
日本古典文学全集
現在の上田市あたり。国分寺も上田市近辺にあった。千曲川。信濃川の上流部で長野県を流れる部分の名。源は甲武信岳の北側。貞盛方と将門方。「彼」を貞盛、「此」を将門と ...
22. ちくま‐がわ【千曲川/筑摩川】地図
デジタル大辞泉
長野県を流れる信濃川の称。県境にある甲武信岳(こぶしだけ)に源を発し、佐久平を流れて善光寺平で犀川(さいがわ)と合流、新潟県に入って信濃川となる。  ...
23. ちくま‐がわ[‥がは]【千曲川・筑摩川】
日本国語大辞典
〔一〕(上代「ちぐまのかわ」とも)信濃川の上・中流部、長野県下を流れる部分の呼称。源を秩父山地の甲武信岳(こぶしだけ)の北側に発し、犀川の他多くの支流を合わせて ...
24. ちくまがわ【千曲川】長野県:総論
日本歴史地名大系
日本海に注ぐ信濃川の上流で、信濃国に属する部分の名称である。南佐久郡甲武信岳(二四八三メートル)に源を発し(ただし信仰上の水源は甲武信岳の西、標高二五九五メート ...
25. ちちぶ‐さんち【秩父山地】地図
デジタル大辞泉
関東山地のうち北部の山岳地帯。埼玉・群馬・長野・山梨・東京の1都4県にまたがる。最高峰は北奥千丈岳の標高2601メートルで、金峰山(きんぷさん)・甲武信(こぶし ...
26. ちちぶ‐さんち【秩父山地】
日本国語大辞典
・群馬の一都四県にまたがる。北奥千丈岳(二六〇一メートル)が最高峰で、金峰山(きんぷさん)・甲武信岳(こぶしがたけ)・雲取山など標高二〇〇〇メートル以上の山々が ...
27. ひゃく‐めいざん【百名山】
デジタル大辞泉
名山として選び出した100の山。特に、深田久弥が品格・歴史・個性などからみたという「日本百名山」のこと。利尻山・羅臼(らうす)岳・斜里岳・阿寒岳(雌阿寒岳)・大 ...
28. ふえふき‐がわ【笛吹川】画像地図
デジタル大辞泉
山梨県、甲府盆地を北東から南西へ貫流する川。甲武信岳(こぶしだけ)と国師ヶ岳(こくしがたけ)に源を発し、富士川町・市川三郷町の境界部で釜無川と合流し富士川となる ...
29. 将門記 1 263ページ
東洋文庫
。この国分寺のあった上田はその岐れ道に当たる。◇千阿川ヲ帯シテ…「千阿川」は、千曲川に同じ。甲武信岳に源を発し、佐久平から善光寺平に入り、長野市附近の川中島で犀 ...
30. みなみさくぐん【南佐久郡】長野県
日本歴史地名大系
東にさかのぼり、両岸に多少の平地を展開する川上村を東西に貫いて水源の一つ甲武信岳(二四八三メートル)に達する。甲武信岳の北には十文字峠(二〇二〇メートル)・新三 ...
31. 【総論】埼玉県地図
日本歴史地名大系
天丸山(一五〇五・八メートル)・三国山(一八一八メートル)・三宝山(二四八三・三メートル)・甲武信岳(二四七五メートル)・破不山(二三一七・七メートル)・雁坂嶺 ...
32. 【総論】長野県
日本歴史地名大系
この八ヶ岳連峰と対して、長野・山梨・群馬三県境に金峰山(二五九五メートル)・国師ヶ岳(二五九二メートル)・甲武信岳(二四八三メートル)・荒船山(一四二三メートル ...
「甲武信岳」の情報だけではなく、「甲武信岳」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る

甲武信岳と同じ日本の山カテゴリの記事
富士山(日本大百科全書(ニッポニカ))
山梨・静岡両県にまたがる、玄武岩を主とする成層・円錐火山。かつての富士火山帯の主峰であるが、全国最高の標高(3776メートル)と美しい容姿のために、古来、日本の象徴として仰がれ、親しまれ、海外にもよく知られる活火山。その傾斜は山頂部で32~35度
宝登山(日本歴史地名大系)
町境にそびえ、標高四九七・一メートル。山麓には宝登山神社・玉泉(ぎよくせん)寺、山頂には宝登山神社奥宮があり、古くから信仰の山であった。山名の由来は、弘法大師が山頂に宝珠の翻るのをみて名付けたとか、凹地・窪地をあらわすホドに因むなどといわれる。
槍ヶ岳(改訂新版・世界大百科事典)
飛驒山脈南部,長野県松本市,大町市,岐阜県高山市の境界に位置する山。標高3180mは日本第4位の高さである。山頂付近は槍の穂先のように鋭い尖峰を呈し大槍と呼ばれ,その北西斜面には小槍,孫槍,曾孫槍などの尖峰が付随する。山頂からは東鎌尾根,西鎌尾根,槍・穂高稜線,北鎌尾根の
御嶽山(日本大百科全書(ニッポニカ))
長野・岐阜県境にそびえる複式の成層火山。木曽御嶽ともいう。中央火口丘の剣ヶ峰(けんがみね)が最高峰で標高3067メートル。外輪山(摩利支天山、継母岳)、寄生火山(継子岳、三笠山)、噴火口跡(一ノ池~五ノ池)などが南北に連なり、これらを総称して御嶽山とよぶ。頂上周辺の一ノ池
おお‐やま[おほ‥] 【大山】(日本国語大辞典)
(1)大きな山。また、山の美称。*万葉集〔8C後〕一二・三一五三「み雪ふる越の大山(おほやま)行きすぎていづれの日にか我が里を見む〈作者未詳〉」
日本の山と同じカテゴリの記事をもっと見る


「甲武信岳」は自然に関連のある記事です。
その他の自然に関連する記事
はつ‐お[‥ほ] 【初穂・早穂・最花】(日本国語大辞典)
その年になって初めて実った稲の穂。*江帥集〔1111頃〕「きみがよのよろづのあきのはつほなるよしだのさとのいねをこそつけ」*色葉字類抄〔1177〜81〕「粃 ハツオ 早初 ハツオ 最花 同」*為家集〔1271〜75頃〕秋「風わたる野田のはつほの打なびきそよぐにつけて秋ぞ知る
択捉島(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
千島列島中、最大の島で国後島の北東、得撫島の南西に位置する。面積は三一三九平方キロ。寛永二十年(一六四三)オランダ船によって発見され、スターテン=ラントと名付けられた。わが国には本島東部の蝦夷を通じて古くから知られていたが、直接交渉を持ったのは享保十六年(一七三一)
国後島(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
千島列島最南端の島。松前藩には北海道本島の東端目梨蝦夷を通じて古くから知られていたが、直接関係を持ったのは享保十六年(一七三一)酋長が松前を訪れ、宝暦四年(一七五四)場所が置かれて以来のことである。寛政元年(一七八九)国後・目梨蝦夷の乱により支配が強化され
佐渡島(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
新潟県に属する日本海にある島。遠流(おんる)の地、金山で古くから知られ、史跡が多く、景勝や郷土芸能に富む。米作が主。佐渡。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕五・五「本国佐渡(サド)が嶋(シマ)へ帰り
奄美大島(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
鹿児島県奄美諸島の北端に位置し、同諸島中最大の島。属島に加計呂麻島、与路島、請島などがある。本島の面積712.38平方キロメートル、島の最高点は湯湾岳の694メートル。本島と加計呂麻島はリアス式の海岸線を有し、極度に屈曲に富む。このような地形であるため、北部の笠利半島付近を
自然に関連する記事をもっと見る
ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のインターネット辞書・事典サイト。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る