1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 文学
  6. >
  7. 古典文学
  8. >
  9. 和歌
  10. >
  11. つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】
日本国語大辞典

つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】

解説・用例

〔名〕

(1)短冊を三つ折りにして、題を隠したまま各自短冊を分け取って、その場で歌を詠むこと。中世以降に流行し、三十首、五十首、百首から千首に及ぶことがある。また、それを披講する歌会をもいう。多く探題(さぐりだい)形式で詠まれた。

*右記〔1192〕「次当座続歌探題等哥。数多不〓〓〓之」

*吾妻鏡‐建長三年〔1251〕二月二四日「於〓前右馬権頭第〓、当座三百六十首有〓継歌〓

*尺素往来〔1439〜64〕「天神講七座并詩歌続(ツキ)歌一千首。和漢連句十百韵」

*御湯殿上日記‐文明九年〔1477〕一一月二二日「みなせの御ゑいへ、みやうかうの御つきうた五十しゆ」

(2)「つぎぶし(次節)」に同じ。

*俳諧・武蔵曲〔1682〕「遁世のよ所に妻子をのぞき見て〈芭蕉〉 つぎ哥耳にのこるよし原〈峡水〉」

*俳諧・骨書〔1787〕下「継歌に一斗の酒を飲ほこり〈青羅〉 舟の障子の川に流るる〈樗良〉」

*随筆・用捨箱〔1841〕中「予がおぼえし二歌を混じて、次節にも歌ひしか。次節又次歌といふ」

補注

(1)の名称の由来は未詳であるが、詠進した短冊を組題順または位順につぎつぎと整理し、綴じ合わせたところからとも、探題でつぎつぎに短冊をとったところからともいわれる。

発音

〓ウタ

〓[0]


ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のオンライン辞書・事典サービスです。
ジャパンナレッジについて詳しく見る

つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】と同じ和歌カテゴリの記事
後撰和歌集(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典・国史大辞典)
『古今和歌集』に次ぐ第二の勅撰和歌集。略称「後撰集」。951年(天暦5)、村上天皇の命により昭陽舎(梨壺に撰和歌所が設けられ、別当に藤原伊尹、寄人に大中臣能宣、清原元輔、源順、紀時文、坂上望城のいわゆる「梨壺の五人」が任ぜられて、『万葉集』の読解と勅撰和歌集の撰集とが
なが‐うた 【長歌・長唄】(日本国語大辞典)
和歌の一体。五音、七音の二句を三回以上続け、最後に七音を添えるもの。ちょうか。*古今和歌集〔905〜914〕雑体・一〇〇二・詞書「ふるうたたてまつりし時のもくろくのそのなかうた」*源氏物語〔1001〜14頃〕行幸「なかうたなどの心ばへあらむを、御覧ぜむには
やまと‐うた 【大和歌・倭歌】(日本国語大辞典)
わが国固有の歌。多く、唐歌(からうた)に対して和歌をいう。*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」*後鳥羽院御口伝〔1212〜27頃〕「やまと哥を詠ずるならひ、昔より今にいたるまで
旋頭歌(国史大辞典)
歌体の一つ。「みじかうた」「みそひともじ」ともいう。形式は五・七・五・七・七の五句体、三十一音。五句を分けて、五・七・五の三句を上の句、七・七の二句を下の句、さらに第一句を初句・頭句・起句、第二句を胸句、第三句を腰句、第五句を結句・尾句・落句などと呼ぶ。
こんぽん‐か 【混本歌】(日本国語大辞典)
和歌の歌体の一つ。古今集の真名序に「混本」と見えるが、どのような歌体をさすか、未詳。旋頭歌に同じく六句体の歌であるとする説(喜撰式、宣長、守部など)、四句体の歌とする説(奥義抄、八雲御抄など)、片歌や五・七音を連続させる、結句のない偶数形式の歌とする説(五十嵐力)
和歌と同じカテゴリの記事をもっと見る


「つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】」は古典文学に関連のある記事です。
その他の古典文学に関連する記事
歌仙(国史大辞典)
古く歌泉(『万葉集』)とも。歌道において特に優れた者。のちには特定の歌人を指すに至った。『古今和歌集』序により、柿本人麻呂・山部赤人を二歌聖、在原業平・小野小町・僧正遍照・喜撰法師・文屋康秀・大伴黒主の六人を六歌仙と称した。のちに成った各種の新六歌仙・続六歌仙などと
歌論書(国史大辞典)
歌に関して批評的文学論的見解を述べた文献。歌の定義・要素・分類・歌病などのほかに、歌に関する種々の研究、たとえば歌集の校訂・注釈・類纂および歌書の文化史的研究などをも含むものが多い。奈良時代、『万葉集』にも批評意識は散見するが、歌論書としては『歌経標式』(藤原浜成)
つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】(日本国語大辞典)
短冊を三つ折りにして、題を隠したまま各自短冊を分け取って、その場で歌を詠むこと。中世以降に流行し、三十首、五十首、百首から千首に及ぶことがある。また、それを披講する歌会をもいう。多く探題(さぐりだい)形式で詠まれた。*右記〔1192〕「次当座続歌探題等哥。
こんぽん‐か 【混本歌】(日本国語大辞典)
和歌の歌体の一つ。古今集の真名序に「混本」と見えるが、どのような歌体をさすか、未詳。旋頭歌に同じく六句体の歌であるとする説(喜撰式、宣長、守部など)、四句体の歌とする説(奥義抄、八雲御抄など)、片歌や五・七音を連続させる、結句のない偶数形式の歌とする説(五十嵐力)
旋頭歌(国史大辞典)
歌体の一つ。「みじかうた」「みそひともじ」ともいう。形式は五・七・五・七・七の五句体、三十一音。五句を分けて、五・七・五の三句を上の句、七・七の二句を下の句、さらに第一句を初句・頭句・起句、第二句を胸句、第三句を腰句、第五句を結句・尾句・落句などと呼ぶ。
古典文学に関連する記事をもっと見る
ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のインターネット辞書・事典サイト。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について見る
つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 6
検索コンテンツ
1. つぎ‐うた【継歌・続歌・次歌】
日本国語大辞典
、当座三百六十首有〓継歌〓」*尺素往来〔1439〜64〕 ...
2. つぎ‐うた【続ぎ歌/継(ぎ)歌/次歌】
デジタル大辞泉
1 歌会で、五十首・百首など一定数の詠題をくじなどで分け、列座の複数の作者が次々に和歌を詠むこと。また、その和歌。鎌倉中期以降に流行。 2 次節(つぎぶし)の異 ...
3. 三冊子(俳論集) 547ページ
日本古典文学全集
白雙紙 〔一〕俳諧の起源としての和歌 俳諧は歌なり。歌は天地開闢の時よりあり。陰神陽神、磤馭盧島に天下りて、まづ陰神「憙哉、遇〓可 ...
4. 三冊子(俳論集) 548ページ
日本古典文学全集
起源とする文芸 (1)連歌 和歌に連歌あり、俳諧あり。連歌は白河の法皇の御世に連歌の名あり。この号の先は継歌といふ。その句の数も定まらず。日本武尊、東夷征伐の下 ...
5. 新古今和歌集画像
日本大百科全書
1209年(承元3)ごろだいたい現存本文の形に定まったと考えられているが、切継の諸段階で書写された関係で、切継歌をめぐり相違がみられる。(3)第3類家長本 都に ...
6. つぎ【継】
日本国語大辞典
一「おとどのおとなび給まで、をとこ君むまれ給はで、つぎおはしますまじき世を」(4)「つぎうた(継歌)」の略。*春のみやまぢ〔1280〕七月七日「つぎ百首果てぬれ ...
「つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】」の情報だけではなく、「つぎ‐うた 【継歌・続歌・次歌】」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る