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  11. 井蛙抄
国史大辞典・日本国語大辞典・改訂新版 世界大百科事典

国史大辞典
井蛙抄
せいあしょう
中世の歌論書。頓阿著。六巻。鎌倉時代最末期の執筆かとされる巻四を上限に、延文五年(一三六〇)を軸とする前後数年の間に書き継がれて成立したと考えられている。内容は、巻一風体事、巻二取本歌事、巻三制詞事、巻四同名々所、巻五同類事、巻六雑談から成り、各事項に関して古来の和歌・歌学書・歌合判詞などを豊富に引き、また例歌を挙げている。特に巻六の雑談は二条為世・同為藤をはじめ当時の有力歌人からの聞書で、その歌話や逸話を多く集めており、歌壇の状況を知るうえで重要な資料を提供している。頓阿門流に伝えられて重視されたらしく、伝本は多い。特に百条から成る巻六は伝本によって条数が離合し、六十二条の本、六十三条に三十七条を加えた本、末尾の三十八条の本などが伝存するほか、巻六を独立させた『水蛙眼目』と題する伝本(『群書類従』和歌部など)や板本もある。『続群書類従』和歌部、『日本歌学大系』五などに収められている。
[参考文献]
『群書解題』一〇、同九「水蛙眼目」、久松潜一『中世和歌史』(『和歌史』三)
(荒木 尚)


日本国語大辞典
せいあしょう[セイアセウ]【井蛙抄】

解説・用例

南北朝時代の歌学書。六巻。頓阿(とんあ)著。貞治元〜三年(一三六二〜六四)頃成立。巻五までは風体、本歌取り、制詞、同名名所、類歌などについて従来の説を引用・集成、巻六は歌人の逸話や歌壇の見聞を記す。六巻は独立して「水蛙眼目(すいあがんもく)」といい、資料的価値が高い。

発音

〓アショー

〓[ア]




改訂新版・世界大百科事典
井蛙抄
せいあしょう

歌論。頓阿著。6巻。鎌倉最末期から書き継がれ1360年(正平15・延文5)前後に完成か。巻一~五は,和歌の風体,本歌取り,制詞,同名の名所,同類歌について,他の歌学書の説や歌合判詞および例歌を列挙した資料集風のもの。巻六は二条為世(ためよ)ほか当時の有力歌人からの聞書で,これのみ独立して《水蛙眼目》と題する伝本もある。二条派において重視され,古今伝授の際の必読書ともされ,広く流布した。
[赤瀬 信吾]

[索引語]
頓阿 水蛙眼目 古今伝受(授)
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立明障子〉」*宇治拾遺物語〔1221頃〕五・九「広びさし一間あり、妻戸にあかりしゃうじたてたり」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「あかり障子をあけて入らむとせられ ...
5. あげ‐ばり【上張】
日本国語大辞典
〔名〕召し具使用の糊(のり)張りの袴(はかま)の裾のくくりをあげ、膝の下で結ぶこと。*蛙抄〔15C中か〕牛童「大臣以下貴賤、晴日如木〈上げ張乱緒〉褻時無単袴」言 ...
6. 排蘆小船(近世随想集) 363ページ
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体にうつりかへりしは、頓阿の功、京極黄門の後へに継たらん程なりし」。しとやかで優美なさま。『井蛙抄』風体事「めでたきふしあれども、いうなる心ことばなきは又わろし ...
7. 排蘆小船(近世随想集) 391ページ
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8. あじろびさし‐の‐くるま【網代庇車・網代廂車】
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*増鏡〔1368〜76頃〕九・草枕「おなじ十日、やがてきくのあじろびさしの御車たてまつりはじむ」*蛙抄〔15C中か〕車輿「網代廂車、親王、執政、大臣各用 ...
9. あままゆ‐の‐くるま【雨眉車】
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10. いなか‐づと[ゐなか‥]【田舎苞】
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*名語記〔1275〕四「ゐなかづと、家つと・ゐなかつとなどいへる。つとの字には土産ともかけり」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「ゐなかづとなど常はおくりて」*幸若 ...
11. うえ‐かわ[うへかは]【上革】
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〔名〕網代車(あじろぐるま)の簾(すだれ)の縁(へり)の上端につけて、表面に垂れる革帯。ふつう、縁と同色にする。*蛙抄〔15C中か〕車輿「網代車〈略〉簾〈略〉大 ...
12. 有心
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という意。中世では,〈柿本は世の常の歌これを有心と名づく。栗本は狂歌これを無心と名づく〉(《井蛙抄》),〈有心無心の連歌〉(《吾妻問答》)など,優雅な和歌やそれ ...
13. う‐しん【有心】
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殊勝の事おほく侍りし」(2)(卑俗を旨とする狂歌を「無心」というのに対して)優雅を旨とするふつうの和歌。*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「後鳥羽院御時、柿本、栗本 ...
14. うた‐つくり【歌作】
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作ることの上手な人。技術的に巧みだが真情がこもっていない歌を作る人をいう場合もある。うたつくりびと。*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「京極禅門常に申されけるは、亡 ...
15. うたて‐・い
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下「蛤をとり集めけるを、いふ甲斐なき蜑(あま)人こそあらめ、うたてきことなりと申しければ」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「近日一人詠ずれば、やがて人ごとによみあ ...
16. うた の 間(ま)
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17. うた‐よみ【歌詠・歌読】
日本国語大辞典
好風らなむ」*宇津保物語〔970〜999頃〕蔵開中「この母みこは昔名高かりける姫、手かき、うたよみなりけり」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「此大納言歌よみとて候 ...
18. 詠歌大概
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鎌倉初期の歌論書。藤原定家(ていか)著。頓阿(とんあ)の『井蛙抄(せいあしょう)』での引用によると、後鳥羽院(ごとばいん)の皇子梶井宮(かじいのみや)尊快法親王 ...
19. 栄花物語 333ページ
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「家に尊崇すべき人もあり、…賓客外人もあらん時、車を門外に引き出さしめて、之に乗る。下車又同じき也」(蛙抄)。「陣」は警固の者の詰所、あるいは詰所のある門。車の ...
20. かき‐の‐もと【柿本】
日本国語大辞典
有心(うしん)。*春のみやまぢ〔1280〕一月一日「又玄覚律師などくははりて、柿本もひかりそひぬ」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「後鳥羽院御時、柿本、栗本とて置 ...
21. かじいのみやあと【梶井宮跡】京都市:北区/大宮郷地図
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―一七〇四)に造られたもので、そこには梶井天満宮と称される神社もあった。犂鼻の名については「井蛙抄」に、亀山院の時、名所百韻連歌を催したが、尋常の名所ではない「 ...
22. かせ【〓・綛】
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23. から‐お[‥を]【唐尾】
日本国語大辞典
唐尾〓」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「から尾とりたる馬に唐鞍おきて、百疋引きたてたる様に詠ずべし」*野槐服飾 ...
24. 歌論
世界大百科事典
めぐっての二条,京極両家の厳しい対決を伝える応酬もある。南北朝・室町時代では頓阿(とんあ)の《井蛙抄(せいあしよう)》,二条良基・頓阿の《愚問賢注》,良基の《近 ...
25. かろんしょ【歌論書】
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『八雲御抄』(順徳天皇)、『無名抄』(鴨長明)などのごとく、歌学全般にわたったものも少なくない。室町時代、『井蛙抄』(頓阿)、『近来風体』(二条良基)、『耕雲口 ...
26. かん‐とう[クヮン‥]【巻頭】
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〔名〕(古くは「かんどう」とも)(1)巻き物、書物、雑誌などのはじめの部分。巻首。*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「続後撰の時、巻頭にいれんとて、立春歌十首計書て ...
27. き‐えん【棄捐】
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弃捐〓」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「今一度のみゆきまたなんの芳 ...
28. 九州道の記(中世日記紀行集) 555ページ
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。典拠未詳。参考「春の夜の潮干の月の桂潟山まで続く海の中道」(夫木抄・巻二五 藤原基家)。『井蛙抄』所収歌は第二句「おぼろの月の」、『歌枕名寄』は初句「秋の夜の ...
29. きょう‐か[キャウ‥]【狂歌】
日本国語大辞典
当座狂歌等〓」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「後鳥羽院御時、柿本、栗本とておかる。柿本はよのつねの歌、是を有心と名づく ...
30. 清原深養父画像
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ん)がある。補陀落寺(ふだらくじ)を建立したと伝えられる(『拾芥抄(しゅうがいしょう)』、『井蛙抄(せいあしょう)』)。『深養父集』があり、『古今集』以下の勅撰 ...
31. ぎょうよう の 丸(まる)
日本国語大辞典
頃〕建長三年六月二八日「常の御所には、きゃうようの丸、いかけぢに、ほらかひをすりたる御厨子」*蛙抄〔15C中か〕車輿「一車紋事〈略〉杏葉丸〈持明院基家卿末用 ...
32. くり‐の‐もと【栗本】
日本国語大辞典
〔名〕(1)狂歌をよむ一派。正統な和歌をよむ一派を「柿の本」というのに対する。無心。*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「後鳥羽院御時、柿本・栗本とておかる。柿本はよ ...
33. ぐんしょるいじゅう【群書類従】
国史大辞典
四五八 古来風体抄 四五九 今来風体抄・愚問賢注 四六〇 袋草紙 四六一 袋草紙遺編 四六二 井蛙抄 四六三 清巌茶話 17上 和歌部・連歌部 和歌部 四六四  ...
34. こう‐じゅ【講誦】
日本国語大辞典
〕上・花「春の花は面々に、酣暢の筵に闌入す、晩の鶯は声々に、講誦の座に予参す〈大江朝綱〉」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「或は講誦にすすまんとても声を損してなど ...
35. こう‐らん[カウ‥]【高欄】画像
日本国語大辞典
*延喜式〔927〕一七・内匠寮「腰車一具。〈略〉轅并輪料櫟七十二枚。柱并高欄、鳥居等料、檜榑二村」*蛙抄〔15C中か〕車輿「檳榔毛車 箱〈無 ...
36. こえ‐ぐるま【肥車】
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37. こえとり‐ぐるま【肥取車】
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38. 国文学全史 2 平安朝篇 21ページ
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39. 国文学全史 2 平安朝篇 307ページ
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なおこの集の成るや、種々の非難ありき。藤原盛経は称して暦突集という、えせしゅうという意なるべしとなり〔井蛙抄〕。大治元年、藤原顕仲は良玉集十巻を編して、金葉集を ...
40. 国文学全史 2 平安朝篇 335ページ
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あらいうがいなの法師どもや、あれは文覚に打たれんずる者のつらようか、文覚をぞ打たんずるものなりといえりという〔井蛙抄〕。西行深く花月を愛し、また釈迦入淫薬と契を ...
42. こじ‐がみ【巾子紙】
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44. さばし‐こじ【─巾子】
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〔名〕天皇の父母の喪に際して縄纓(なわえい)を着けるとき、冠の巾子(こじ)の地を塗って用いるもの。*蛙抄〔15C中か〕冠部・一「縄纓 重喪之時著之する冠の纓也。 ...
45. した‐たていた【下立板】
日本国語大辞典
〔名〕牛車(ぎっしゃ)の車箱の部分の名。車箱の両側面の物見の下の部分。したたて。しもたていた。*蛙抄〔15C中か〕半蔀車「物見板〈略〉下立板」 ...
46. しょう‐せい【誦声】
日本国語大辞典
〔名〕経文などを読み唱える声。*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「或は講誦にすすまんとても声を損してなどいひて、礼讚懺法などの誦声などせんずる様にいひあひたる、返々 ...
47. しょう‐ほん【証本】
日本国語大辞典
借申〓也」*井蛙抄〔1362〜64頃〕五「定家卿貞応本伝 ...
48. しょだいぶ‐け【諸大夫家】
日本国語大辞典
〔名〕家柄の低い貴族の家。普通四位・五位までしか昇進しない家柄の貴族。*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「是皆自〓諸大夫家 ...
49. しろえ‐ぐるま[しろヱ‥]【白絵車】
日本国語大辞典
〔名〕網代車(あじろぐるま)のうち、黒漆地の物見板に胡粉で白く文様を書いた老人用の文車(もんのくるま)。*蛙抄〔15C中か〕車輿「殿上人網代車 物見板〈略〉老年 ...
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深意あり」*神皇正統記〔1339〜43〕中・嵯峨「十八日の観音供、晦日の御念誦等も宗によりて深意あるべし」*井蛙抄〔1362〜64頃〕六「又、御覧ぜられし時、深 ...
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