ジャパンナレッジは日本最大級のオンライン辞書・事典サービスです。
「国史大辞典」「日本古典文学全集」「日本国語大辞典」「世界大百科事典」「日本大百科全書」など80種類以上の辞書・事典をパソコン、タブレット、スマートフォンで利用できます。
私は普段、イベントや披露宴、ラジオ番組での喋りの仕事をしています。
人に言葉で物事を正確に分かりやすく、間違いのないように伝える仕事ですので普段は小さな辞書を持ち歩いていたり、時間のないときはネットで検索をしていました。
今回「ジャパンナレッジ」のサイトを利用してみて驚いたのは、とにかく情報量の多さでした。
基本的な使い方としては、言葉の言い回しや漢字検索をメインとしていますが、ひとつの単語を調べる事によって、次から次へとその言葉に関連性のある用語が出てくるのです。
その関連性のある言葉から、ヒントを得る事ができたり、次に繋げる文章が思い浮かんだりするので自然と言葉の世界が広がっていくのが分かります。
ラジオのパーソナリティーをしていると「英語」を調べる事も多々あります。このサイトでは英単語を入力するだけで、意味や使い方が事細かに表示されます。また、英語のみに留まらず、他の国の言葉も調べることができるので、何冊もの他国の辞書を購入したり、別なサイトを開く必要もないのです。
またサイト内にある「読書のコーナー」では、意外と知らない公共施設でのマナーや食事のマナー、言葉使い、立ち居・ふるまい、手紙の書き方、四季にまつわる話、文化・人名、現代用語の基礎知識、記事やコラムなどと、普通の辞書として利用していたのにも関わらず、求めていた以上の情報がどんどん自分に入ってくるので、検索するという作業が苦ではなくなりとても勉強になります。
言葉を知っているだけではなく、マナーもきちんと理解していなければ恥ずかしい思いをするのは自分ですから、やはり社会人として必要最低限のマナーは身につけておくべきだと思いました。同時に今まであたりまえと思ってやっていた振る舞いが間違っていたことに気づかされました。
またよくありがちな「聞いた事はあるけれど、正直きちんと内容を理解していないかも・・・」といったニュースなども、深く掘り下げて分かりやすく解説されているという点が非常に魅力的でした。
「コトバJapan!」というコーナーでは、その時の旬なコトバを過去まで遡って調べる事ができます。
例えば日本人ならば誰もが注目した「生前退位」。皇室が抱える問題や憲法の事についても詳しく解説されているので、ニュースでは知る事の出来なかった内容まで学ぶことができるのです。
他にも「ファミ婚」や「アスレジャー」、「D男子」など、雑誌やテレビで取り上げられているコトバも一瞬にして知る事ができるのです。
「こんな内容まで!?」と思うような単語が盛りだくさんに詰め込まれているので、このサイトひとつで何通りもの使い方が見つかります。まさに「言葉の図書館」だと感じました。
いくつもの情報や知識を得ようとしたら、家にかなりの数の書籍を溜め込むことになりますが、このサイトさえ利用していれば、ちょっと情報に乗り遅れた時でもすぐに問題が解決できるのが嬉しいです。
仕事以外でも日常の話題や雑学を身につけたり、今まで勉強し損ねた分野の学力を高めるためにも最高のアイテムといっても過言ではないと思います。
このサイトのお陰で、今まで興味のなかった歴史上の人物や政治の話にも少しずつ関心を持てるようになってきました。学生の頃に出てきた歴史上の人物をもっと深く知りたいと思ったときに、その人名を入力するだけで、その人物に関連のある出来事や人々の名前などが続々と表示されていて、歴史の背景が自然と頭の中にイメージできてしまうのです。仕事上パソコンを持ち歩くことが多いので、このサイトはこれからも大いに活躍してくれること間違いなしです。
特に難しい作業も必要ありませんし、パソコンで調べ物をするのが苦手な方でも文字を入力するだけですのでお勧めです。