タイトル一覧

88 件

古事記
(こじき)
作者未詳
神代から推古天皇までの古事を記録する日本最古の典籍
天武天皇の命により、稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習(しょうしゅう)し、元明天皇の代に太安万侶(おおのやすまろ)が撰録し、献上した。「序文」、天孫降臨などを描いた「上巻」、神武から応神天皇までをたどる「中巻」、仁徳から推古天皇までの「下巻」からなる。天地創成以来の歴史や伝説、国家の形成史・皇位継承の経緯を記した文学性豊かな歴史書で、日本文化の原点を解明する。
[奈良時代(712年成立)][歴史書]
《校注・訳者/注解》 山口佳紀 神野志隆光
日本書紀
(にほんしょき)
舎人親王ほか編
天地開闢から7世紀後半の持統天皇までを記す日本初の勅撰史書
〈古に天地未だ剖(わか)れず、陰陽(めお)分れず、渾沌にして鶏子の如く……〉から始まる、年代を追って記述した編年体の歴史書で、『古事記』と異なり、漢文体で記されている。元正天皇の代に奏上された六国史のひとつで、全30巻の大著。天武天皇皇子の舎人親王(とねりしんのう)らが編纂。『古事記』と重なる部分も多いが、聖徳太子など『古事記』に見られない記述も少なくない。
[奈良時代(720年成立)][歴史書]
《校注・訳者/注解》 小島憲之 直木孝次郎 西宮一民 蔵中 進 毛利正守
風土記
(ふどき)
作者未詳
古代日本の地方の生活や文化をいきいきと伝える地方誌
風土記とは、土地の名前の由来や、その土地に伝わる伝承、神々や天皇のエピソード、特産品など、その国の状況や成り立ちがわかるような報告をするよう中央政府が地方に命じたもの。古代官撰地方誌と言える。播磨国(兵庫県)、出雲国(島根県)、豊後国(大分県)、肥前国(佐賀県、長崎県)、常陸国(茨城県)の5つの『風土記』と、いくつかの逸文が残されている。
[奈良~平安時代(713年より編纂開始)][地誌]
《校注・訳者/注解》 植垣節也
萬葉集
(まんようしゅう)
作者未詳
さまざまな階層の人々の哀歓を歌った現存最古の歌集
7~8世紀の約130年の間の歌――長歌、短歌、旋頭歌(せどうか)、仏足石歌(ぶっそくせきか)――など4500首余りがおさめられている。歌人は、天皇から庶民まで500名近くの作品を収録。雑歌(ぞうか)、相聞、挽歌、東歌(あずまうた)、防人歌(さきもうたり)など内容はさまざまで、万葉仮名で書かれている。大伴家持(おおとものやかもち)が現存の形に近いものにまとめたとされる。
[奈良時代(759年以降成立)][歌集(和歌)]
《校注・訳者/注解》 小島憲之 木下正俊 東野治之
日本霊異記
(にほんりょういき)
景戒
神仏・人間・動物たちが繰り広げる奇異譚を描く日本最古の説話集
平安初期に編まれた日本最古の仏教説話集で、因果応報の説話を集める。上巻35、中巻42、下巻39の計116縁(話)からなり、ほぼ年代順に漢文体で記述する。仏の力の不思議さを示すエピソードは、後の文学に多くの影響を与えたといわれる。作者は奈良薬師寺の僧、景戒(きょうかい)。正式名称は「日本国現報(げんぽう)善悪霊異記」。「にほんれいいき」とも読む。
[平安時代(822年ごろ成立)][説話(仏教説話)]
《校注・訳者/注解》 中田祝夫
古今和歌集
(こきんわかしゅう)
紀貫之、紀友則、壬生忠岑ほか編
王朝の美意識を優雅に表現した日本最初の勅撰和歌集
優美・繊細な王朝文化を代表する和歌集。醍醐(だいご)天皇の勅命によって、紀貫之(きのつらゆき)、紀友則(とものり)、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)、壬生忠岑(みぶのただみね)が撰者として編集にあたった。約1100首を収める。〈やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける〉という紀貫之の「仮名序」が有名。
[平安時代(913年ごろ成立)][歌集(和歌)]
《校注・訳者/注解》 小沢正夫 松田成穂
竹取物語
(たけとりものがたり)
作者未詳
物語文学の始祖、誰もが知っている「かぐや姫」の物語
『源氏物語』の中で、〈物語の出で来はじめの親〉と紹介される、仮名文による日本最初の物語文学。竹から生まれたかぐや姫は、美しい女性に成長し、五人から求婚される。しかし各人に、仏の御石の鉢、蓬莱(ほうらい)の玉の枝、火鼠の裘(かわぎぬ)、竜の首の珠、燕(つばくらめ)の子安貝を持ってくるよう難題を突きつけ、未婚のまま月に昇天してしまう。
[平安時代(9世紀末ごろ成立)][物語]
《校注・訳者/注解》 片桐洋一
伊勢物語
(いせものがたり)
作者未詳
在原業平がモデルとされる男の一代を描く歌物語
〈昔、男ありけり〉の書き出しで知られ、歌を中心とした小さな物語――在原業平(ありわらのなりひら)だと言われる、ある男の初冠(ういこうぶり)から辞世の歌に至る約125の章段よりなる。「在五が物語」、「在五中将日記」とも呼ばれる。藤原定家など歌人たちに多く読まれ、歌人・連歌師必読の古典とされた。江戸時代になると『源氏物語』とともに尊重され、注釈書も数多く出版された。
[平安時代(10世紀中ごろ成立)][物語(歌物語)]
《校注・訳者/注解》 福井貞助
大和物語
(やまとものがたり)
作者未詳
貴族社会で語られた恋愛話や伝説を紹介する平安の歌物語
宇多天皇や桂の皇女(宇多天皇の皇女)、小野好古(おののよしふる)など宮廷を中心にしたさまざまな人たちの物語の集合体で、全173段からなる。当時の宮廷社会のゴシップや、姨捨山(おばすてやま、うばすてやま)など、古くから伝わる伝承も載せる。作者は、花山天皇、在原滋春(ありわらのしげはる)、敦慶親王(あつよししんのう)の侍女・大和など諸説あるものの未詳。
[平安時代(951年ごろ成立)][物語(歌物語)]
《校注・訳者/注解》 高橋正治
10  平中物語
(へいちゅうものがたり)
作者未詳
平安の色好み・平中が繰り広げる歌と恋の駆け引き
主人公は、『古今集』、『後撰集』などに入集する実在の歌人・平貞文(たいらのさだふん)とされる。貞文は在原業平(ありわらのなりひら)と双璧の好き者(色好み)として名高く、「在中・平中」と称される。『伊勢物語』にならったといわれる歌物語で、貞文の恋のやり取りが描かれる。39段からなり、「貞文(さだふん)日記」、「平中日記」ともいい、「平仲物語」と書くことも。
[平安時代(10世紀中ごろ成立)][物語(歌物語)]
《校注・訳者/注解》 清水好子
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