ジャパンナレッジ
洋画家。江戸生まれ。号時童。幼少のころ住吉(すみよし)内記に入門し、さらに、大坂で田能村直入(たのむらちょくにゅう)につき南画を学ぶ。江戸に戻り、1868年(明治1)ころから開成所で川上冬崖(とうがい)に洋画を習う。71年政治・法律の研究に渡米し、洋画に転じてフランスからイタリアへ行き、ベネチア美術学校に学ぶ。81年帰国して大蔵省印刷局に勤めたのち、画塾を開く。明治美術会の創立に参加して会員となり、のち同志と巴(ともえ)会を結成した。作風は『虫干図』にみるように、しだいに日本趣味に傾いていった。