ニッポニカ > 更新情報 > サンプルページ
フランス南部、アビニョンとニームの中ほど、ガール川の谷に架かっている古代ローマの水道橋。3層のアーチを積み重ねた形になっており、水面からの高さは49メートルもある。全長275メートル。重さ約6トンの巨石が使われ、2000年後の今日までほとんど完全な姿をとどめ、古代ローマの驚嘆すべき土木建築技術を示している。古代の水道橋は各地に残っているが、このガール橋が最大である。1985年には世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[紅山雪夫]
ガール橋(ポン・デュ・ガール)
ほかのサンプルを見る