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  11. 長秋詠藻
国史大辞典・日本国語大辞典・日本大百科全書

国史大辞典
長秋詠藻
ちょうしゅうえいそう
歌人藤原俊成の家集。上・中・下三巻。書名の「長秋」は、俊成が皇太后宮大夫であったことから、皇后宮の唐名「長秋宮」にちなんだもの。伝本は四類に分けられる。第一類本は、治承二年(一一七八)三月に成立し、同年夏守覚法親王に進覧された俊成自撰の原形本の形を伝える本。筑波大学本が唯一。上巻に久安百首・述懐百首を、中巻に四季歌・賀歌・恋歌を、下巻に雑歌・釈教歌・神社歌その他をそれぞれ収める。第二類本は、藤原定家が寛喜元年(一二二九)四月に俊成自撰の原形本を書写し、右大臣家百首を増補した形を伝える本。宮内庁書陵部本ほか。第三類本は、第二類本に『俊成家集』中の崇徳院の長歌から文治六年(建久元、一一九〇)の作に至る歌群を増補した形を伝える本。国立国会図書館本ほか。第四類本は、第三類本の右大臣家百首の次に千五百番歌合の百首を増補した形を伝える本。『六家集』版本ほか。俊成の作品研究の基本資料である。第二類本の宮内庁書陵部本は『私家集大成』三、『日本古典文学大系』八〇に、第三類本の国立国会図書館本は『新編国歌大観』三に、第四類本の『六家集』版本は『校註国歌大系』一〇、『続国歌大観』、『日本古典全集』にそれぞれ翻刻されている。
[参考文献]
松野陽一『藤原俊成の研究』
(峯村 文人)


日本国語大辞典
ちょうしゅうえいそう[チャウシウエイサウ]【長秋詠藻】

解説・用例

平安末期の私家集。三巻。藤原俊成作。治承二年(一一七八)、守覚法親王の求めで自撰した。上巻は久安百首・述懐百首の定数歌を収め、中・下巻は四季・賀・恋・雑・釈教・神祇に部類され、歌数は約四八〇首。書名は俊成が皇后宮大夫であったことによる。また、「俊成家集」を「異本長秋詠藻」「長秋草」と呼ぶことがある。六家集の一つ。

発音

チョーシューエ〓ソー

〓[エ]




日本大百科全書
長秋詠藻
ちょうしゅうえいそう

藤原俊成(しゅんぜい)の家集。1178年(治承2)、出家直後の65歳のときに自撰(じせん)され、仁和寺(にんなじ)守覚法親王に進献された。479首を収載。上巻が百首歌、中巻は四季・賀・恋、下巻は雑(ぞう)・釈教・神祇(じんぎ)の構成となっている。書名は最終官職の皇太后宮大夫(だいぶ)にちなみ、皇后宮の唐名長秋宮に拠(よ)ったものである。青壮年期の歌会歌や百首歌などの題詠の歌が大半であるが、概して叙情性の濃い作風で、物語、漢詩、和歌などの古典の場面や表現を摂取して内容を濃密化させる詠作手法を駆使した作品が多い。
[松野陽一]

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42. かき‐た・める【書溜】
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明かし給ふ」*有明の別〔12C後〕一「やがてうちふして、かたらひあかし給にあやなくをしきはるの夜なり」*長秋詠藻〔1178〕中「あはれにもともに伏見の里にきてか ...
45. か‐ねん【遐年】
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自分に与えられた使命(目的)のためには身や命もおしいとは思わない、の意。『法華経』「勧持品」の偈の一句。 長秋詠藻・下 「勧持品。我不愛身命、但惜無上道。数なら ...
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