NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1700冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 文学
  6. >
  7. 古典文学
  8. >
  9. 和歌・歌人
  10. >
  11. 長秋詠藻

長秋詠藻

ジャパンナレッジで閲覧できる『長秋詠藻』の国史大辞典・日本国語大辞典・日本大百科全書のサンプルページ

国史大辞典
長秋詠藻
ちょうしゅうえいそう
歌人藤原俊成の家集。上・中・下三巻。書名の「長秋」は、俊成が皇太后宮大夫であったことから、皇后宮の唐名「長秋宮」にちなんだもの。伝本は四類に分けられる。第一類本は、治承二年(一一七八)三月に成立し、同年夏守覚法親王に進覧された俊成自撰の原形本の形を伝える本。筑波大学本が唯一。上巻に久安百首・述懐百首を、中巻に四季歌・賀歌・恋歌を、下巻に雑歌・釈教歌・神社歌その他をそれぞれ収める。第二類本は、藤原定家が寛喜元年(一二二九)四月に俊成自撰の原形本を書写し、右大臣家百首を増補した形を伝える本。宮内庁書陵部本ほか。第三類本は、第二類本に『俊成家集』中の崇徳院の長歌から文治六年(建久元、一一九〇)の作に至る歌群を増補した形を伝える本。国立国会図書館本ほか。第四類本は、第三類本の右大臣家百首の次に千五百番歌合の百首を増補した形を伝える本。『六家集』版本ほか。俊成の作品研究の基本資料である。第二類本の宮内庁書陵部本は『私家集大成』三、『日本古典文学大系』八〇に、第三類本の国立国会図書館本は『新編国歌大観』三に、第四類本の『六家集』版本は『校註国歌大系』一〇、『続国歌大観』、『日本古典全集』にそれぞれ翻刻されている。
[参考文献]
松野陽一『藤原俊成の研究』
(峯村 文人)


日本国語大辞典
ちょうしゅうえいそう[チャウシウエイサウ]【長秋詠藻】

解説・用例

平安末期の私家集。三巻。藤原俊成作。治承二年(一一七八)、守覚法親王の求めで自撰した。上巻は久安百首・述懐百首の定数歌を収め、中・下巻は四季・賀・恋・雑・釈教・神祇に部類され、歌数は約四八〇首。書名は俊成が皇后宮大夫であったことによる。また、「俊成家集」を「異本長秋詠藻」「長秋草」と呼ぶことがある。六家集の一つ。

発音

チョーシューエ〓ソー

〓[エ]




日本大百科全書
長秋詠藻
ちょうしゅうえいそう

藤原俊成(しゅんぜい)の家集。1178年(治承2)、出家直後の65歳のときに自撰(じせん)され、仁和寺(にんなじ)守覚法親王に進献された。479首を収載。上巻が百首歌、中巻は四季・賀・恋、下巻は雑(ぞう)・釈教・神祇(じんぎ)の構成となっている。書名は最終官職の皇太后宮大夫(だいぶ)にちなみ、皇后宮の唐名長秋宮に拠(よ)ったものである。青壮年期の歌会歌や百首歌などの題詠の歌が大半であるが、概して叙情性の濃い作風で、物語、漢詩、和歌などの古典の場面や表現を摂取して内容を濃密化させる詠作手法を駆使した作品が多い。
[松野陽一]

上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


長秋詠藻の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 279
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. ちゃうしうえいさう【長秋詠藻】
全文全訳古語辞典
[書名]平安時代末期の私歌集。一一七八年(治承二)成立、後に増補。藤原俊成自撰。三巻。典型的な幽玄体の歌を採録。書名は、彼が皇太后宮大夫だった皇太后宮を長秋宮と ...
2. 長秋詠藻
日本大百科全書
藤原俊成(しゅんぜい)の家集。1178年(治承2)、出家直後の65歳のときに自撰(じせん)され、仁和寺(にんなじ)守覚法親王に進献された。479首を収載。上巻が ...
3. 長秋詠藻
世界大百科事典
藤原俊成の家集。1178年(治承2)3月に自撰し,仁和寺守覚法親王に奉った。3巻。諸本は,自撰の原形をとどめる第1類から,定家や後人による増補を含む他の3類まで ...
4. ちょうしゅうえいそう【長秋詠藻】
デジタル大辞泉
平安末期の私家集。3巻。藤原俊成作。治承2年(1178)成立、のち増補。六家集の一。  ...
5. ちょうしゅうえいそう[チャウシウエイサウ]【長秋詠藻】
日本国語大辞典
され、歌数は約四八〇首。書名は俊成が皇后宮大夫であったことによる。また、「俊成家集」を「異本長秋詠藻」「長秋草」と呼ぶことがある。六家集の一つ。チョーシューエ ...
6. ちょうしゅうえいそう【長秋詠藻】
国史大辞典
歌人藤原俊成の家集。上・中・下三巻。書名の「長秋」は、俊成が皇太后宮大夫であったことから、皇后宮の唐名「長秋宮」にちなんだもの。伝本は四類に分けられる。第一類 ...
7. あしがらとうげ【足柄峠】静岡県:駿東郡/小山町/竹之下村
日本歴史地名大系
平安時代以降、足柄山・関・峠は歌枕として多くの歌に詠まれ、俊子内親王の女房河内(堀河百首)・藤原俊成(長秋詠藻)・藤原為家(為家集)・笠間時朝(夫木抄)・六条有 ...
8. 排蘆小船(近世随想集) 269ページ
日本古典文学全集
源俊頼に私淑し、さらに藤原基俊に入門、のちに崇徳院歌壇の指導的立場に立ち、『千載和歌集』を撰進した。家集『長秋詠藻』。藤原定家。平安末期、鎌倉期歌人。法名は明静 ...
9. 排蘆小船(近世随想集) 393ページ
日本古典文学全集
八代集には十三首ほどの用例がある。→三五八ページ注七。紀貫之、紀友則、凡河内躬恒、壬生忠岑。宣長の頭書「長秋詠藻云、前左衛門佐基俊といひし人に、古今の本をかりて ...
10. あまの 逆手(さかて)
日本国語大辞典
隠りき」*伊勢物語〔10C前〕九六「かのをとこは、あまのさかてをうちてなむのろひ居るなる」*長秋詠藻〔1178〕上「いかにせむあまのさかてを打返しうらみても猶あ ...
11. あわ・せる[あはせる]【合・会・逢・遭】
日本国語大辞典
auasuru (アワスル)〈訳〉にわとりをたたかわせる」(5)鷹狩りで、鳥をねらって鷹を放つ。*長秋詠藻〔1178〕上「狩り暮らしあはする鷹のみねこえに行末し ...
12. いし【石】
日本国語大辞典
六「指輪もよそいきの石の入ったのを一つ」(ロ)時計の歯車の軸に用いる宝石。(ハ)火打ち石。*長秋詠藻〔1178〕上「いしをうつ光のうちによそふなるこの身の程をな ...
13. いそ‐がく・る【磯隠】
日本国語大辞典
忍ぶ意の比喩として用いる。平安末期以降、「いそがくれ真梶しげぬき漕ぐ舟の早くうき世を離れにしかな」〔長秋詠藻‐上〕のように、万葉語としての効果を意識的に狙った例 ...
14. いそぎ‐た・つ【急立】
日本国語大辞典
藤裏葉「人の装束(さうぞく)なにかのことも、やむごとなき御有様におとるまじく、いそぎたつ」*長秋詠藻〔1178〕中「きみが代は吉身(よしみ)の村の民(たみ)もみ ...
15. い‐だいじひりき【以大慈悲力】
仏教語大辞典
唯願はくは法を演説し 大慈悲の力を以て 苦悩の衆生を度したまへ」と願い出た、その四句の一句。 長秋詠藻 下 「化城喩品。以大慈悲力 度苦悩衆生。世中のくるしき道 ...
16. いっぽんきょう‐くよう[イッポンキャウクヤウ]【一品経供養】
日本国語大辞典
〔名〕法華経二八品の一品ずつを各人が分担して書写供養すること。他の経にもいう。*長秋詠藻〔1178〕下「人のもとに一品経供養しける時、序品のこころを」*山家集〔 ...
17. いっぽんぎょう‐くよう【一品経供養】
仏教語大辞典
出来上がった一品経を供養する法会。 長秋詠藻 下 「人のもとに一品経供養しける時、序品の心を。のこりなくてらす光に尋ぬればむかしのこともくもらざりけり」  ...
18. いなぶね‐の【稲舟─】
日本国語大辞典
7頃か〕雑下・五七五「如何せむわが身くだれるいな舟のしばしばかりの命たえずは〈藤原兼家〉」*長秋詠藻〔1178〕上「最上川瀬々にせかるるいなふねの暫(しば)しぞ ...
19. いのち 知(し)らず
日本国語大辞典
伊能知母之良受(イノチモシラズ) 海原の かしこき道を 島づたひ い漕ぎ渡りて〈大伴家持〉」*長秋詠藻〔1178〕上「こひわぶるいのちぞしらぬ命あらばとふことの ...
20. いわかき‐ぬま[いはかき‥]【岩垣沼】
日本国語大辞典
無み〈作者未詳〉」*散木奇歌集〔1128頃〕祝「亀山のいはかき沼にゐるたづは久しきみよのしるしなりけり」*長秋詠藻〔1178〕上「おく山のいはかきぬまのうきぬな ...
21. いわかげ【石陰】京都市:北区/大北山村地図
日本歴史地名大系
石陰氷室ということで次の歌がある。身を知れば哀とぞ思う照日疎き岩陰山に咲ける卯花 藤原俊成(長秋詠藻)氷室山いかにちぎりて岩陰や夏の氷の淵となりけん 藤原家隆( ...
22. うきき=に 会(あ)える[=の]亀(かめ)
日本国語大辞典
*主殿集〔11C末〜12C前か〕「うかぶてふうき木のかめにあひぬればごふのつみこそ心やすけれ」*長秋詠藻〔1178〕下「われやこれうきぎにあへるかめならん甲はふ ...
23. うす‐みどり【薄緑】
日本国語大辞典
〔名〕(1)青と緑との中間色の薄い色。*長秋詠藻〔1178〕中「春霞立ちにけらしな小塩山小松が原のうすみどりなる」*玉葉和歌集〔1312〕夏・三〇一「うす緑まじ ...
24. うつぎ‐がきね【空木垣根】
日本国語大辞典
かきねといふものの、いとあらあらしくおどろおどろしげに、さし出でたる枝どもなどおほかるに」*長秋詠藻〔1178〕上「夏くれば衣がへして山がつのうつぎかき根もしら ...
25. うるお・す[うるほす]【潤】
日本国語大辞典
元年点〔1163〕三「群象〈略〉池の水を吸ひ、樹根を浸(ウルホシ)漬し互に共にはらひ掘る」*長秋詠藻〔1178〕下「昨日しもうるほす雨の気色にて時にあふひをちか ...
26. 詠歌大概(歌論集) 478ページ
日本古典文学全集
四月正子内親王家絵合、今鏡・藤波の下、古来風躰抄、詠歌一体。久安六年(一一五〇)崇徳院百首、長秋詠藻・上。 ...
27. 詠歌大概(歌論集) 479ページ
日本古典文学全集
東関紀行、西行物語。久安六年崇徳院百首、清輔集。「日も夕」と「紐結ふ」の掛詞。久安六年崇徳院百首、長秋詠藻・上。久安百首部類本に「六月祓」の歌。ここまで夏の歌。 ...
28. 詠歌大概(歌論集) 487ページ
日本古典文学全集
のの篠原しのぶれどあまりてなどか人の恋しき〔後撰 巻九 五七七 源等〕 治承二年(一一七八)兼実家百首、長秋詠藻・下。近代秀歌自筆本および原形本にも。本歌「難 ...
29. 詠歌大概(歌論集) 488ページ
日本古典文学全集
また人をうるよしもなし〔拾遺 巻十二 七〇〇 柿本人麿〕 治承二年(一一七八)兼実家百首、長秋詠藻・下。近代秀歌自筆本および原形本にも。底本に欠脱、冷泉為秀筆 ...
30. 詠歌大概(歌論集) 489ページ
日本古典文学全集
散木奇歌集・八、無名抄。近代秀歌自筆本および原形本にも。三句まで有心の序。建春門院北面歌合、長秋詠藻・中、月詣集・六、詠歌一体。近代秀歌自筆本および原形本、僻案 ...
31. 詠草
日本大百科全書
横詠草とは折紙(おりがみ)詠草のことで、添削を請う場合などに用いる。また、個人の歌の集成を『長秋詠藻』(藤原俊成(しゅんぜい))などと自称し、『菅家詠草』(菅原 ...
32. おう‐ごん[ワウ‥]【黄金】
日本国語大辞典
一九年〔747〕「高麗大興王方睦大倭、尊重三宝、遙以随喜、黄金三百廿両助成大幅、同心結縁」*長秋詠藻〔1178〕下「黄金瑠璃の庭に出て人々共に花を採る」*コンテ ...
33. おおみわじんじゃ【大神神社】栃木県:栃木市/惣社村
日本歴史地名大系
いかでかはおもひありともしらすべきむろのやしまの煙ならでは 藤原実方(詞花集)また藤原俊成の「長秋詠藻」に「いかにせんむろのやしまにやどもがなこひの煙を空にまが ...
34. おぎ‐わら[をぎはら]【荻原】
日本国語大辞典
物語〔1069〜77頃か〕三「身にしみて、秋は知りにき、おぎはらや末越す風の音ならねども」*長秋詠藻〔1178〕上「おぎはらやしげみにまじるかるかやの下葉が下に ...
35. おし‐ひたすら【押只管】
日本国語大辞典
」*散木奇歌集〔1128頃〕夏「五月雨はふるからをのの忘れ水をしひたすらのぬまえとぞみる」*長秋詠藻〔1178〕中「つらさにも落ちし涙の今はただをしひたすらに恋 ...
36. おのやま【小野山】京都市:左京区/大原
日本歴史地名大系
山の冬の寂しさ 源 経信(金葉集)小野山や焼く炭竈にこり埋むつま木と共に積る年哉 藤原俊成(長秋詠藻)をの山やまた冬籠る雪とみて卯の花わくる谷の細道 藤原定家( ...
37. おみらいせ‐げんとくじょうぶつ【於未来世咸得成仏】
仏教語大辞典
得ん我れ及び汝等の宿世の因縁を吾れ今、当に説くべし汝等よ善く聴け」と結んだなかの二句一行。 長秋詠藻 下 「授記品、於未来世、咸得成仏。いかばかりうれしかりけむ ...
38. おもい‐い・る[おもひ‥]【思入】
日本国語大辞典
降りしく頃は、いづくも、かくこそはある風の音なれど、いま初めて思いりたらむ山住みの心地し給ふ」*長秋詠藻〔1178〕上「世中よ道こそなけれ思ひいる山の奥にも鹿ぞ ...
39. おもい‐つら・ぬ[おもひ‥]【思連】
日本国語大辞典
〜914〕秋上・二一三「憂き事を思つらねて雁がねの鳴きこそ渡れ秋の夜な夜な〈凡河内躬恒〉」*長秋詠藻〔1178〕上「世中を思つらねてながむればむなしき空にきゆる ...
40. おり‐がみ[をり‥]【折紙】
日本国語大辞典
〔名〕(古くは「おりかみ」)(1)二つに折った紙。たとう紙。*為秀本長秋詠藻〔1178〕下「折紙に御宸筆なりけるものを伝へ贈られしなり」*玉葉和歌集〔1312〕 ...
41. かえる 雁(かり)
日本国語大辞典
六〇「かへるかりをききて、帰雁雲地にまどふ声すなり霞吹きとけこのめはる風〈よみ人しらず〉」*長秋詠藻〔1178〕上「あはれにも思ひたつ哉かへるかりさすがにみゆる ...
42. かき‐た・める【書溜】
日本国語大辞典
かきた・む〔他マ下二〕書いて、手元などに集めて置く。*長秋詠藻〔1178〕下「かきたむるいにしへ今のことの葉を残さずきみに伝へつる哉」*人間嫌ひ〔1949 ...
43. かき‐つ・む【書集】
日本国語大辞典
」*栄花物語〔1028〜92頃〕衣の珠「年頃かきつめさせ給ひける絵物語など、皆焼けにし後」*長秋詠藻〔1178〕中「思ひきや榻(しじ)の端書かきつめて百夜もおな ...
44. かたらい‐あか・す[かたらひ‥]【語明】
日本国語大辞典
明かし給ふ」*有明の別〔12C後〕一「やがてうちふして、かたらひあかし給にあやなくをしきはるの夜なり」*長秋詠藻〔1178〕中「あはれにもともに伏見の里にきてか ...
45. か‐ねん【遐年】
日本国語大辞典
万戸〓」*長秋詠藻〔1178〕上「鳥羽院田中どのにおはしまししころ八条院姫宮と申しし時、かの御方にて竹遐年友といふ題 ...
46. かり‐ほ【刈穂】
日本国語大辞典
〔名〕刈り取った稲の穂。*江帥集〔1111頃〕「足引のいたくら山の峰までに積めるかりほを見るがうれしさ」*長秋詠藻〔1178〕中「かずしらず秋のかりほをつみてこ ...
47. 閑吟集 464ページ
日本古典文学全集
山雀とても わごれうの胡桃でもなし小身は破れ笠よなう 着もせで 掛けて置かるる 馴れゆくものを」(長秋詠藻・恋)、「高麗・唐・秋津州の中にも、東の奥の御牧は、 ...
48. がく‐は【楽破】
日本国語大辞典
〔名〕音楽を破(は)の調子で奏すること。*長秋詠藻〔1178〕中「辰日参入音声 鏡山 〈略〉同日楽破 余吾海〈略〉同日楽急 真木村」 ...
49. がっ‐きゅう[ガクキフ]【楽急】
日本国語大辞典
〔名〕音楽を「急」の調子で奏すること。*長秋詠藻〔1178〕中「辰日参入音声 鏡山〈略〉同日楽破 余吾海〈略〉同日楽急 真木村」 ...
50. が‐ふあいしんみょう【我不愛身命】
仏教語大辞典
自分に与えられた使命(目的)のためには身や命もおしいとは思わない、の意。『法華経』「勧持品」の偈の一句。 長秋詠藻・下 「勧持品。我不愛身命、但惜無上道。数なら ...
「長秋詠藻」の情報だけではなく、「長秋詠藻」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

長秋詠藻と同じ和歌・歌人カテゴリの記事
後撰和歌集(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典・国史大辞典)
『古今和歌集』に次ぐ第二の勅撰和歌集。略称「後撰集」。951年(天暦5)、村上天皇の命により昭陽舎(梨壺に撰和歌所が設けられ、別当に藤原伊尹、寄人に大中臣能宣、清原元輔、源順、紀時文、坂上望城のいわゆる「梨壺の五人」が任ぜられて
なが‐うた 【長歌・長唄】(日本国語大辞典)
和歌の一体。五音、七音の二句を三回以上続け、最後に七音を添えるもの。ちょうか。*古今和歌集〔905〜914〕雑体・一〇〇二・詞書「ふるうたたてまつりし時のもくろくのそのなかうた」*源氏物語〔1001〜14頃〕行幸「なかうたなどの心ばへあらむを、御覧ぜむには
やまと‐うた 【大和歌・倭歌】(日本国語大辞典)
わが国固有の歌。多く、唐歌(からうた)に対して和歌をいう。*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」*後鳥羽院御口伝〔1212〜27頃〕「やまと哥を詠ずるならひ、昔より今にいたるまで
旋頭歌(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
歌体の一つ。「みじかうた」「みそひともじ」ともいう。形式は五・七・五・七・七の五句体、三十一音。五句を分けて、五・七・五の三句を上の句、七・七の二句を下の句、さらに第一句を初句・頭句・起句、第二句を胸句、第三句を腰句、第五句を結句・尾句・落句などと呼ぶ。
歌論書(国史大辞典)
歌に関して批評的文学論的見解を述べた文献。歌の定義・要素・分類・歌病などのほかに、歌に関する種々の研究、たとえば歌集の校訂・注釈・類纂および歌書の文化史的研究などをも含むものが多い。奈良時代、『万葉集』にも批評意識は散見するが、歌論書としては『歌経標式』(藤原浜成)
和歌・歌人と同じカテゴリの記事をもっと見る


「長秋詠藻」は古典文学に関連のある記事です。
その他の古典文学に関連する記事
野白内証鑑(日本古典文学全集)
野白内証鑑一之巻目録自分の行状の弁解をした野郎の話秘密の色遊びはばれたが、始めより末に至って情勢が好転した野郎の大臣。その相手は羽ぶりのよい撞木町の女郎。悪性をささやいてすすめる耳塚の駕籠屋。客に肌を見せない白人の話 外面は菩薩のようだが内情は
豊後国風土記(日本古典文学全集)
豊後の国。郡は八所、〔郷は四十、里は百十〕駅は九所、〔みな小路〕烽は五所、〔みな下国〕寺は二所〔一つは僧の寺、一つは尼の寺〕である。

豊後の国は、本、豊前の国と合わせて一つの国であった。昔、纏向の日代の宮で天下をお治めになった大足彦の天皇
魯迅 その文学と革命(東洋文庫)
中国近代文学の父であり,偉大な思想家でもある魯迅は,知識人としての苦悩のなかで,中国の「寂寞」を見つめ,自らをも傷つける「革命」を志向する。著者会心の魯迅伝。1965年07月刊
論語徴(東洋文庫)
秦・漢以前の古文辞に対する確固たる自信から孔子の言論を読みとく,論語の注釈のなかでもっとも論争的な注釈書。卓抜した孔子論を展開するとともに,徂徠自身の思想も開陳する。第1巻は,学而,為政,八佾,里仁,公冶長,雍也,述而,泰伯。1994年03月刊
近世和歌集(日本古典文学全集)
年内立春 去年と今年の二本の緒で縒り合わせて掛けて同じ年が一本にまとまらないように、こんがらがってなかなか理解できない春はやって来た。やや趣向倒れの感がある。長嘯子としては機知を働かせたのだろうが。鶯 軒端の梅が咲いていて、一晩中鶯の到来を
古典文学に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1700冊以上(総額750万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶