第207回
「憮然たる顔」ってどんな顔?

 「憮然(ぶぜん)たる面持ちで席を立つ」という文章を読んだとき、みなさんはどのような情景を思い浮かべるだろうか。
(1)腹を立てて、蹴立てるように席を立つ
(2)がっかりして、呆然(ぼうぜん)とした様子で席を立つ
本来の意味はというと、(2)である。
 ところが、最近は(1)だと思っている人も多く、文化庁が発表した2007
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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