第242回
「目を切る」

 「目を切る」といっても、「顔に小枝が当たって、目を切った」というときの「目を切る」ではない。新しい意味の「目を切る」なのである。どうもそれが広まりつつあるらしいのだ。“らしい”というのは、この語の存在に気付いたのがごく最近だからである。
 きっかけは、宮部みゆきさんの小説『ソロモンの偽証』によってであった。少年時代の愛読書の一つだったエーリヒ・ケストナーの『飛ぶ教室』のオマージュとも思
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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