第51回
「松竹梅」は等級を表すことばなのか?

 うなぎが好きでよく食べに行く。
 先日、上野池之端にあるうなぎ屋に行ってお品書きを見たところ、うな重は「松」と「竹」があり(「梅」はなかった)、値段は「松」よりも「竹」のほうが高い設定になっていた。普通、「松竹梅」で値段の違いを示すときは「松」が一番高く、以下「竹・梅」と続くことが多いのでおやっと思った。
 だが、この「松竹梅」は実は順序や等級の優劣を表すことばではないのであ
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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