1. 北村季吟
日本大百科全書
江戸前期の国学者、俳人、歌人。通称久助。別号は芦庵(ろあん)、拾穂軒(しゅうすいけん)、湖月亭など。近江(おうみ)国(滋賀県)野洲(やす)郡(現、野洲市)の人で ...
2. 北村季吟
世界大百科事典
1624-1705(寛永1-宝永2) 江戸前期の歌学者,俳人。名は静厚(しずあつ)。通称は久助。別号は蘆庵(呂庵),七松子,拾穂軒(しゆうすいけん),湖月亭。山 ...
3. きたむら‐きぎん【北村季吟】
デジタル大辞泉
[1624〜1705]江戸前期の歌人・俳人・古典学者。近江の人。通称、久助。号、拾穂軒。飛鳥井雅章(あすかいまさあき)に歌学を、松永貞徳に俳諧を学び、のちに幕府 ...
4. きたむら‐きぎん【北村季吟】
日本国語大辞典
江戸前期の古典学者、俳人、歌人。通称、久助。号は拾穂軒(しゅうすいけん)・湖月亭・慮庵。近江の人。松永貞徳に和学・俳諧、飛鳥井雅章に和歌を学び、のち幕府に仕える ...
5. きたむらきぎん【北村季吟】
全文全訳古語辞典
[人名]江戸前期の古典学者・歌人・俳人。俳諧を松永貞徳に学ぶ。古典を研究し、『徒然草文段抄』『源氏物語湖月抄』『枕草子春曙抄』『万葉集拾穂抄』などの注釈書があり ...
6. きたむらきぎん【北村季吟】
国史大辞典
ている。なお『北村季吟著作集』(北村季吟大人遺著刊行会)、『北村季吟古註釈集成』(四十四巻)、『北村季吟発句集』上(『高野山大学論叢』三)がある。 [参考文献] ...
7. 北村季吟
日本史年表
1689年〈元禄2 己巳①〉 12・21 幕府、 北村季吟 ・ 湖春 父子を歌学方とする(実紀)。 1705年〈宝永2 乙酉④〉 6・15 没。 ...
8. 北村季吟(きたむらきぎん)
古事類苑
文學部 洋巻 第1巻 1375ページ ...
9. きたむら-きぎん【北村季吟】
日本人名大辞典
1625*−1705 江戸時代前期の俳人,歌人,国学者。寛永元年12月11日京都で生まれる。安原貞室,松永貞徳に師事し,俳諧(はいかい)宗匠としてたつ。また古典 ...
10. 北村季吟[文献目録]
日本人物文献目録
浩司『北村季吟の生涯』青木辰治『北村季吟の日記』佐佐木信綱『季吟の日記を中心とする一つの問題』宇佐美喜三八『史蹟北村季吟先生墓と日宗寺 北村氏累代墓碑』鶴田勢湖 ...
11. Kitamura Kigin 【北村季吟】
Encyclopedia of Japan
1624−1705 Classical scholar and waka and haiku poet of the early Edo period (160 ...
12. 北村季吟歌學 (見出し語:北村季吟)
古事類苑
文學部 洋巻 第1巻 819ページ ...
13. 近世俳句集
日本古典文学全集
連歌師の山崎宗鑑(そうかん)、貞門風の祖・松永貞徳、談林風の西山宗因(そういん)や井原西鶴、松尾芭蕉の弟子の宝井其角(きかく)や河合曾良(そら)、向井去来(きょ ...
14. 近世俳文集
日本古典文学全集
俳人が書いた俳諧的な要素を備えている文章を「俳文」という。北村季吟(きぎん)による貞門時代の俳文『山の井』、山岡元隣(げんりん)の『宝蔵(たからぐら)』、上嶋鬼 ...
15. 俳諧集
日本古典文学全集
俳諧はもともと「滑稽な連歌」だったが、15世紀以降連歌から独立。江戸時代に入り松永貞徳を盟主とする貞門(ていもん)の俳諧が全国的規模で広がった。貞門による『哥( ...
17. あおき-しんしゅく【青木神叔】
日本人名大辞典
?−? 江戸時代前期の俳人。元禄(げんろく)(1688-1704)のころの江戸の神道家。北村季吟(きぎん)にまなぶ。 ...
18. 排蘆小船(近世随想集) 323ページ
日本古典文学全集
宮廷生活を送る中での印象、随想を簡潔な和文に綴ったもので、類聚的な叙述などに特色がある。近世には北村季吟の『枕草子春曙抄』によって流布した。憂き世とも書く。この ...
19. 在原元方
世界大百科事典
《古今集》巻頭に〈ふる年に春立ちける日よめる 年の内に春は来にけり一年を去年とやいはむ今年とやいはむ〉があり,北村季吟は《八代集抄》で〈当集の巻頭面目比類なき事 ...
20. いけのはたしちけんちよう【池之端七軒町】東京都:台東区/旧下谷区地区地図
日本歴史地名大系
建立され、元禄一四年正慶寺と改めた。境内は除地(寺社備考)。俳人・歌人で幕府の歌学方であった北村季吟の墓(都指定史跡)がある(下谷区史)。 ...
21. いず-のりつね【伊豆則常】
日本人名大辞典
?−? 江戸時代前期の俳人。京都の人。北村季吟(きぎん)に師事した。 ...
22. 伊勢物語
日本大百科全書
には、『源氏物語』とともにこれが尊重され、板本の出版が急増して、注釈類もおびただしくなった。北村季吟(きぎん)『伊勢物語拾穂抄(しゅうすいしょう)』、契沖(けい ...
23. いちやあん【一夜庵】香川県:観音寺市/坂本村/興昌寺
日本歴史地名大系
・宇喜多一裏亭で俳諧興行を行っている(天和三年「白水郎紀行」)。その後、貞享元年(一六八四)北村季吟、元禄四年(一六九一)大淀三千風、寛保三年(一七四三)田鶴樹 ...
24. いぬ‐じま【犬島】
日本国語大辞典
3C前〕「いぬしまや中なる淀の渡し守いかなる時に逢ふ瀬ありけん」北村季吟が「枕草子春曙抄」で「備前にある嶋の名也、犬を遠嶋せしむる心なるべし」と説いて以来、岡山 ...
25. うえもんのすけのつぼね【右衛門佐局】
国史大辞典
侍(おおすけ、清閑寺煕房の女)を迎え、綱吉の寵を得させたという。こうして大奥の京風化が進み、北村季吟を招いたのは右衛門佐の推挙、住吉具慶が迎えられたのはお伝の方 ...
26. うえもんのすけのつぼね【右衛門佐局(2)】
日本人名大辞典
んじょうさい)門院の推挙で江戸城大奥にはいる。奥表総女中を支配し,1000石をあたえられた。北村季吟・湖春父子を幕府の歌学方に推薦している。宝永3年2月11日死 ...
27. うもれ‐ぎ【埋木】
日本国語大辞典
いふは後世の事也。頼政のむもれ木のはな咲こともなかりしにの歌によれるなるべし」【二】俳諧論書。一冊。北村季吟著。明暦二年(一六五六)脱稿。延宝元年(一六七三)刊 ...
28. 埋木
世界大百科事典
俳諧論書。北村季吟著。1655年(明暦1)成立,73年(延宝1)刊。〈俳諧之事〉〈六義〉〈発句之切字〉等15項目にわたり,俳諧の作法・規範を説いた論書。師の貞室 ...
29. うもれぎ【埋木】[書名]
デジタル大辞泉
江戸前期の俳諧論書。1冊。北村季吟著。明暦2年(1656)成立。延宝元年(1673)刊。15項目にわたる俳諧の式目書。俳諧埋木。 ...
30. うるか‐いり
日本国語大辞典
とりいでずしてにるを云ふ也」「拾遺集‐七・物名」にも源重之の歌として見え、北村季吟の「八代集抄」では「鰭煎」の字をあてている。 ...
31. 江戸時代
世界大百科事典
どの歴史研究,《大和本草》《農業全書》など実用書の成立にこの態度が見られる。戸田茂睡,契沖,北村季吟などの古典の研究が国学の先駆となったのもこの表れであった。 ...
32. 近江国
世界大百科事典
の弟子に犬上郡郷士の若林強斎,木下順庵に学んだ伊香郡の雨森芳洲ら儒者がいた。このほか野洲町の北村季吟,近江八幡出身の町人学者伴蒿渓,石の研究《雲根志》の著者に草 ...
33. おおたに-きゅうりょ【大谷旧旅】
日本人名大辞典
延宝7年東本願寺の16世法主(ほっす)。俳諧(はいかい)に長じ,榎本其角らとも親交があった。作品は北村季吟(きぎん)の「続山井」「十会集」などにおさめられている ...
34. おおたに-こえき【大谷古益】
日本人名大辞典
寛永20年生まれ。大谷琢如の次男。真宗大谷派。伊勢(いせ)(三重県)本統寺住職となる。俳諧(はいかい)を北村季吟(きぎん)にまなび,作品は季吟関係の俳書におさめ ...
35. おおたに-ざんすい【大谷暫酔】
日本人名大辞典
寛永3年生まれ。大谷宣如の子。真宗大谷派。近江(おうみ)(滋賀県)の大通寺の住職。法印。俳諧(はいかい)は北村季吟(きぎん)にまなんだが,師弟関係をこえる親交が ...
36. おおたに-ふうきょう【大谷風喬】
日本人名大辞典
阪府)の大信寺にはいり,のち伊勢(いせ)(三重県)の本統寺住職を兼務した。俳諧(はいかい)は北村季吟(きぎん)の影響をうけた。作品は「本願寺歴代法主句纂」などに ...
37. おおむら-ひこたろう【大村彦太郎(初代)】
日本人名大辞典
木綿などの販売で富をえた。寛文2年江戸日本橋にひらいた店が,明治以降白木屋百貨店へと発展した。北村季吟に俳諧(はいかい)をまなぶ。元禄(げんろく)2年1月20日 ...
38. おかもと-いんきゅう【岡本胤及】
日本人名大辞典
1615−1676 江戸時代前期の俳人。元和(げんな)元年生まれ。備前(岡山県)の医師。松永貞徳,北村季吟,西山宗因に師事。万治(まんじ)2年吉備地方最初の俳書 ...
39. おざわ-とくにゅう【小沢得入】
日本人名大辞典
江戸時代前期-中期の俳人。元和(げんな)2年生まれ。江戸日本橋本船(ほんふね)町の名主。はじめ北村季吟(きぎん),のち松尾芭蕉(ばしょう)の門人。宝永6年12月 ...
40. おざわ-ぼくせき【小沢卜尺】
日本人名大辞典
?−1695 江戸時代前期の俳人。江戸日本橋大舟町の名主。はじめ北村季吟に,のち松尾芭蕉にまなぶ。延宝年間江戸で宗匠となった芭蕉に日本橋小田原町の住居を提供した ...
41. 伽婢子 2 317ページ
東洋文庫
山城国愛宕郡(京都市北区上 賀茂)にある森。『京羽二重』(巻一)に「賀茂川 より北の方」とし、北村季吟の『菟芸泥赴』は 「片岡社」(巻五)で、「片岡森と云もここ ...
42. おののさと【小野里】京都市:左京区/高野村
日本歴史地名大系
この小野は愛宕の名所なり。ひえの山よかはのふもとたかのといふ所也」と、「源氏物語」の小野を説明している。また北村季吟の「菟芸泥赴」は「愚案高野村の東を小野畑と云 ...
43. おぼろのしみず【朧清水】京都市:左京区/草生村
日本歴史地名大系
「ヲホロノ清水ニテ茶ナントワカセテノミ了」とある。江戸時代、各種地誌類によっても広く知られたが、北村季吟「菟芸泥赴」には「城西の大原野にも朧清水と云所あれど、和 ...
44. 女大学集 300ページ
東洋文庫
そのままかな書きにしたものと、これにならって、わが国の節婦賢女の伝記を書き綴ったものとがある。前者の例には北村季吟の『仮名列女伝』(明暦二年刊 一六五六)があっ ...
45. かがく‐かた【歌学方】
デジタル大辞泉
江戸幕府の職名。和歌に関する学問をつかさどった。元禄2年(1689)北村季吟・湖春の父子が任ぜられ、その後は北村家の世襲となる。 ...
46. かがく‐かた【歌学方】
日本国語大辞典
つかさどる。元祿二年(一六八九)、北村季吟とその子湖春がこれに任ぜられ、以来世職となった。*随筆・瀬田問答〔1790頃〕「歌学方。北村再昌院季吟より初り候哉〈略 ...
47. かがくかた【歌学方】
国史大辞典
徳川家光のころ、烏丸光広が江戸に滞在して詠歌の指導にあたったが、元禄二年(一六八九)十二月、北村季吟およびその子湖春を召して将軍家および諸家の詠歌指導のことを掌 ...
48. かぎやちょう【鍵屋町】京都市:中京区/初音学区地図
日本歴史地名大系
貞享版「京羽二重」によれば近世、当町には「源氏物語湖月抄」「枕草子春曙抄」「万葉集拾穂抄」などを著した北村季吟が住した。また同書に外科医松井慶庵、宝永版「京羽二 ...
50. かぞえ‐く[かぞへ:]【数句】
日本国語大辞典
この語は「長短抄」だけに見られるが、六義の賦の連歌や俳諧への転用は心敬の「ささめごと」や北村季吟の「埋木(うもれぎ)」などにも見え、「長短抄」とはやや相違した見 ...