1. さんとうきゃうでん【山東京伝】
全文全訳古語辞典
[人名]江戸後期の戯作者。北尾重政に学び浮世絵師となり、後に黄表紙・洒落本の第一人者となるが、寛政の改革の出版取締令で処罰されて以後は読本に力を注ぐ。代表作は、 ...
2. 山東京伝
日本大百科全書
本名岩瀬醒(さむる)、通称京屋伝蔵、紅葉(もみじ)山の東にあたる京橋銀座一丁目に住居する伝蔵の意で、山東京伝の号を用いる。ほかに山東庵(あん)、菊亭主人、醒斎( ...
3. 山東京伝
世界大百科事典
7)黄表紙《開帳利益札遊合(かいちようりやくのめくりあい)》の画工として出発,80年ごろから山東京伝の名で作者を兼ね,82年(天明2)《御存商売物(ごぞんじのし ...
4. さんとう‐きょうでん【山東京伝】
デジタル大辞泉
[1761〜1816]江戸後期の戯作者・浮世絵師。江戸の人。本名、岩瀬醒(いわせさむる)。通称、京屋伝蔵。浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演(まさのぶ)と名乗る。 ...
5. さんとう‐きょうでん【山東京伝】
日本国語大辞典
江戸後期の戯作者。本名岩瀬醒(さむる)、通称伝蔵。山東京山の兄。北尾重政に浮世絵を学び北尾政演(まさのぶ)としても活躍。また、黄表紙、洒落本に筆をとり、その第一 ...
6. さんとうきょうでん【山東京伝】
国史大辞典
一九)稿)という伝記を書いている。 [参考文献]小池藤五郎『山東京伝の研究』、同『山東京伝』(『人物叢書』七二)、水野稔「山東京伝年譜稿」(『近世文芸』一三) ...
7. 山東京傳(さんとうきょうでん)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 950ページ ...
8. さんとう-きょうでん【山東京伝】
日本人名大辞典
1761−1816 江戸時代中期-後期の戯作(げさく)者,浮世絵師。宝暦11年8月15日生まれ。山東京山,黒鳶(くろとび)式部の兄。浮世絵を北尾重政(しげまさ) ...
9. 山東京伝[文献目録]
日本人物文献目録
昧道人『山東京伝』唇気楼主人『山東京伝』不倒生『山東京伝=北尾政演』高橋誠一郎『山東京伝が俗生活の半面』関根黙庵『山東京伝考 森銑三氏の「山東京伝私記」に答へて ...
10. 山東京伝
日本史年表
1791年〈寛政3 辛亥〉 3・‐ 幕府、 山東京伝 の『仕懸文庫』等を絶版にし、手鎖に処す(山東京伝一代記)。 1816年〈文化13 丙子⑧〉 9・7 没。 ...
11. Santō Kyōden 【山東京伝】
Encyclopedia of Japan
1761−1816 Leading writer of popular fiction (gesaku) in late-18th-century Edo (n ...
12. 黄表紙
日本古典文学全集
黄表紙は、しゃれ、滑稽、風刺をおりまぜた大人むきの絵入り小説で、草双紙(大衆的な絵入り小説)のひとつ。安永(1772~1781)から文化(1804~1818)に ...
13. 洒落本
日本古典文学全集
以後の洒落本の定型を確立した『遊子(ゆうし)方言』(田舎老人多田爺(ただのじじい)作)、洒落本第一人者の山東京伝の『傾城買(けいせいかい)四十八手』や『古契三娼 ...
14. 山東京伝印、山東京伝蔵書印[図版]
国史大辞典
巴山人 京伝 山東 政演之印 素后 山東庵 (c)Yoshikawa kobunkan Inc. ...
15. ああききらきんけい【嗚呼奇々羅金鶏】
日本国語大辞典
黄表紙。二巻。二冊。山東京伝作・喜多川歌麿画。寛政元年(一七八九)刊。実在した狂歌師畑秀龍(号金鶏)を主人公とし、淀屋辰五郎の持ち物であった金鶏の霊に助けられて ...
16. あおほん【青本】
国史大辞典
飛躍的に発展させた。天明四年(一七八四)からの大衆小説黄表紙の物凄いブーム、恋川春町・朋誠堂喜三二・芝全交・山東京伝の活躍は、青本につづく大衆文芸黄表紙の巨大な ...
17. 秋山記行・夜職草 171ページ
東洋文庫
知らず。此工夫空しくなりぬ。注一山東庵うし山東京山(一七六九-一八五八)。江戸後期の戯作者。山東京伝の弟、兄京伝以来の因縁もあって『北越雪譜』の刊行をひきうけた ...
18. 秋山記行・夜職草 235ページ
東洋文庫
図会』など、数百部を画いた。文化九年没、七十六歳。この玉山は牧之が『北越雪譜』開版について、山東京伝、滝沢馬琴に次いで相談した相手であった。『永世記録帖』には、 ...
19. 秋山記行・夜職草 320ページ
東洋文庫
牧之代のみで二十数ヶ国にわたり二百十数名が数えられる。江戸だけについてみても、当時の著名人であった作家の山東京伝、同弟京山、同男京水、滝沢馬琴、十返舎一九、大田 ...
20. 秋山記行・夜職草 324ページ
東洋文庫
著わす。長女くわ出生。五月、妻ふの離別。四月二十五日、岡野町村山庄右衛門女うたを要る。この頃山東京伝に『北越雪譜』板行の相談をし、資料をおくる。浦佐毘沙門堂へ十 ...
21. あく‐だま【悪玉・悪魂】
日本国語大辞典
その人物画の顔に「悪」の字を円で囲んだものを描き、悪人であることを表わしたもの。寛政二年(一七九〇)刊行の山東京伝作の黄表紙「心学早染艸」(善玉悪玉心学早染艸) ...
22. 安積沼
世界大百科事典
読本。角書(つのがき)〈復讐奇談〉。山東京伝著。北尾重政画。1803年(享和3)刊。半紙本5冊,別名《小幡小平次(こはだこへいじ)死霊物語》。京伝の2作目の長編 ...
23. 排蘆小船(近世随想集) 284ページ
日本古典文学全集
らず。是は今の京になりて称あやまれるなり」。真淵の非やまと歌説は、かなり話題になったらしく、山東京伝の洒落本『狂言末広栄』にも触れられる。『石上私淑言』二「さて ...
24. あたみおんせん【熱海温泉】静岡県:熱海市/熱海村
日本歴史地名大系
ざまの湧出があり、その翌日は終日休止となった。山県大弐は「猛焔凌空」と形容し(山県大弐伝)、山東京伝は「石竜熱湯を吐くが如く、湯気雲のごとく昇り、泉声雷の如し、 ...
25. 仇討物
世界大百科事典
)》(1795)がその端緒となった。やがて新しく台頭した読本と提携し,式亭三馬,十返舎一九,山東京伝らが仇討物を手がけるにいたり,文化初年以降その全盛期を迎えた ...
26. あだうちもの【仇討物】
歌舞伎事典
)》(寛政七年)がその端緒となった。やがて新しく台頭した読本と提携し、式亭三馬、十返舎一九、山東京伝らが仇討物を手がけるに至り、文化初年以降、その全盛期を迎えた ...
27. 甘酒売り[百科マルチメディア]
日本大百科全書
斎(くわがたけいさい)(北尾政美(まさよし))画、山東京伝(さんとうきょうでん)詞書 国立国会図書館所蔵 ...
28. 飴売り[百科マルチメディア]
日本大百科全書
斎(くわがたけいさい)(北尾政美(まさよし))画、山東京伝(さんとうきょうでん)詞書 国立国会図書館所蔵 ...
29. 綾取り
世界大百科事典
00種が収集されている。古い文献としては西鶴《諸艶大鑑》(1684)にあやとりの記述があり,山東京伝《小紋雅話》(1790)には上記〈猫の揺りかご〉と類似したあ ...
30. 洗い張り屋[百科マルチメディア]
日本大百科全書
斎(くわがたけいさい)(北尾政美(まさよし))画、山東京伝(さんとうきょうでん)詞書 国立国会図書館所蔵 ...
31. 居合抜き[百科マルチメディア]
日本大百科全書
斎(くわがたけいさい)(北尾政美(まさよし))画、山東京伝(さんとうきょうでん)詞書 国立国会図書館所蔵 ...
32. 鋳掛屋[百科マルチメディア]
日本大百科全書
斎(くわがたけいさい)(北尾政美(まさよし))画、山東京伝(さんとうきょうでん)詞書 国立国会図書館所蔵 ...
33. 生きてゐる小平次
世界大百科事典
13世守田勘弥,那古の太九郎を6世尾上菊五郎,太九郎妻おちかを市川鬼丸(後の3世尾上多賀之丞)。山東京伝の合巻《復讐奇談安積沼(ふくしゆうきだんあさかぬま)》, ...
34. いきているこへいじ【生きてゐる小平次】
歌舞伎事典
世守田勘弥、那古の太九郎=六世尾上菊五郎、太九郎妻おちか=市川鬼丸(後の三世尾上多賀之丞)。山東京伝の合巻《復讐奇談安積沼(ふくしゅうきだんあさかぬま)》、四世 ...
35. 石塚豊芥子
世界大百科事典
号は豊亭,集古堂,巽隠士。別号からし屋。江戸神田豊島町に住み,芥子屋と称する粉屋を営むかたわら山東京伝,柳亭種彦らと交わり,近世文芸,風俗を研究,蔵書家としても ...
36. いしづか-ほうかいし【石塚豊芥子】
日本人名大辞典
1799−1862* 江戸時代後期の考証家。寛政11年生まれ。江戸の辛子(からし)粉屋。山東京伝,柳亭種彦らとまじわり,近世の文芸書や演劇・遊里関係書などの膨大 ...
37. いなずまびょうし【稲妻表紙】
デジタル大辞泉
読本。5巻6冊。山東京伝著。歌川豊国画。文化3年(1806)刊。近松門左衛門の「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」などの不破伴左衛門と名古屋山三郎の物語をから ...
38. いなずまびょうし[いなづまベウシ]【稲妻表紙】
日本国語大辞典
江戸後期の読本。五巻六冊。山東京伝作。歌川豊国画。文化三年(一八〇六)江戸、西村宗七等刊。素材は近松門左衛門の「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」や「信州川中 ...
39. いなずまびょうし【稲妻表紙】
国史大辞典
山東京伝作の読本。詳しくは『昔話(むかしがたり)稲妻表紙』という。五巻。文化三年(一八〇六)刊行。近松門左衛門の『傾城反魂香』や歌舞伎の『不破名古屋』を借りて ...
40. 『稲妻表紙』
日本史年表
1806年〈文化3 丙寅〉 この年 山東京伝 『稲妻表紙』 刊。 ...
41. イラストレーション
世界大百科事典
半紙半裁二つ折りの各ページごとに挿絵が入り,絵と文が有機的に連係していた。合巻ものになると,山東京伝の案出といわれるが,巻中の主要人物を掲げた錦絵の摺り付け表紙 ...
42. いろいりおとぎぞうし[いろいりおとぎザウシ]【彩入御伽草】
日本国語大辞典
歌舞伎。時代世話物。九幕一三場。勝俵蔵(四世鶴屋南北)作。文化五年(一八〇八)江戸市村座初演。山東京伝作の読本「復讐奇談安積沼(あさかぬま)」を種本に、「播州皿 ...
43. いろえいりおとぎぞうし【彩入御伽艸】
歌舞伎事典
三番目に《お妻八郎兵衛》を付けたして上演、小幡小平次を演じた松助が好評であった。小平次の趣向は、文化四年刊の山東京伝の合巻《安積沼(あさかぬま)後日仇討》に想を ...
44. いわせ‐きょうでん【岩瀬京伝】
デジタル大辞泉
⇒山東京伝(さんとうきょうでん) ...
45. いわせ‐きょうでん【岩瀬京伝】
日本国語大辞典
さんとうきょうでん(
山東京伝)
... 46. いわでものき[いはでものき]【伊波伝毛乃記】
日本国語大辞典
江戸後期の評伝。一巻一冊。无名子(曲亭馬琴)著。文政二年(一八一九)刊。山東京伝について、その出生、行状、結婚、生活、死から、著者との関係までを詳細に述べたもの ...
47. 上田秋成
世界大百科事典
の自己破滅型文人の典型であり,その生き方と,豊饒な幻想を織りあげた作品は,江戸後期の戯作者,山東京伝,曲亭馬琴らにも深い感銘を与えている。高田 衛 嶋屋仙次郎 ...
48. 浮世絵類考
世界大百科事典
1790年(寛政2)ころ大田南畝が原撰し,1800年笹屋邦教が〈始系〉を付記,さらに02年(享和2)山東京伝が〈追考〉を加え,文政年間(1818-30)式亭三馬 ...
49. うきよえるいこう[うきよヱルイカウ]【浮世絵類考】
日本国語大辞典
大田南畝ほか著。享和二年(一八〇二)成立。南畝が自己の浮世絵師伝考証に、笹屋邦教の師承系譜を付し、これに山東京伝が追考を付加した書。以後転写の間に、式亭三馬・斎 ...
50. うきよえるいこう【浮世絵類考】
国史大辞典
笹屋邦教が同十二年(一八〇〇)に「古今大和絵浮世絵之始系」を付け、さらに享和二年(一八〇二)に山東京伝が追考を加えて『浮世絵類考』の底本ができたと考えられている ...