1. 黄表紙
日本大百科全書
江戸市井の現実生活を踏まえ、きわめて写実的であった点に特徴がある。絵は文と不即不離の関係にあり、絵解きも黄表紙理解の重要な鍵(かぎ)で、当代第一級の浮世絵師(鳥 ...
2. 黄表紙
世界大百科事典
)で,いちはやく黄表紙が排除してきた理屈臭さを表に掲げて心学教化風の作品を出した。十返舎一九(じつぺんしやいつく),式亭三馬,曲亭馬琴らの新人の登場した改革後の ...
3. き‐びょうし【黄表紙】
デジタル大辞泉
《表紙が黄色であったところから》江戸後期の草双紙の一。しゃれと風刺に特色をもち、絵を主として余白に文章をつづった大人向きの絵物語。安永(1772〜1781)から ...
4. き‐びょうし[:べウシ]【黄表紙】
日本国語大辞典
〔名〕(1)黄色の表紙。*真俗交談記〔1191〕「七巻抄 黄表紙 水精軸」*虞美人草〔1907〕〈夏目漱石〉一八「レオパルヂの隣にあった黄表子(キベウシ)の日記 ...
5. きびょうし【黄表紙】
国史大辞典
して『黄表紙十種』(『有朋堂文庫』)・『黄表紙廿五種』(『日本名著全集』一一)・『黄表紙洒落本集』(『日本古典文学大系』五九)・『黄表紙川柳狂歌』(『日本古典文 ...
6. 黄表紙(きびょうし)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 944ページ ...
7. 黄表紙
日本古典文学全集
黄表紙は、しゃれ、滑稽、風刺をおりまぜた大人むきの絵入り小説で、草双紙(大衆的な絵入り小説)のひとつ。安永(1772~1781)から文化(1804~1818)に ...
8. 黄表紙
日本史年表
1775年〈安永4 乙未⑫〉 この年 恋川春町 『金々先生栄花夢』 刊( 黄表紙 の始り)。 1779年〈安永8 己亥〉 この頃 洒落本 ・ 黄表紙 流行。 ...
9. kibyōshi 【黄表紙】
Encyclopedia of Japan
Major form of gesaku literature, the generic designation for all prose fiction f ...
10. lit・er・a・ture音声
ランダムハウス英和
serious] literature劇[大衆,純]文学yellow-covered literature黄表紙[通俗]文学the literature of ...
11. Plúm Bòok
プログレッシブ英和
〔The ~〕((米略式))プラムブック(◇ 大統領が任命権をもつ連邦政府官職[ポスト]一覧;黄表紙の本で約3000の職が掲載されている). ...
12. Yéllow Bòok
ランダムハウス英和
1 黄書:政府刊行の公式レポート;通例黄表紙.フランス語 livre jaune の訳. cf. WHITE BOOK2 イエローカード(Yellow Card ...
13. yéllow・bàck
ランダムハウス英和
n.1 ((もと)) 黄表紙本:19世紀後半の扇情的な通俗小説.2 ((米)) 金証券,金貨証券(gold certificate).[1796] ...
14. yéllow・bàck
プログレッシブ英和
[名詞]1 黄表紙本(◇ 19世紀後半に読まれた廉価版の通俗小説).2 ((米))金貨証券. ...
15. あきれる【呆】[方言]
日本方言大辞典
3 熊本県玉名郡「あきれたな、子供が描いたようにはみえない」058方言と土俗(雑誌)1934黄表紙化物太平記上「たいゆうの器量そなはり、そのうへ才智すぐれて、化 ...
16. あぶら【油】[方言]
日本方言大辞典
国碧海郡誌(碧海郡教育会)1916 島根県725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963黄表紙文武二道万石通下「今日はしたたか、油をとられるとみへる。なんと ...
17. いびる[方言]
日本方言大辞典
の言語生活(国立国語研究所)1953 岐阜県大垣市498岐阜県方言集成(瀬戸重次郎)1934黄表紙長生見度記「娘の子はねね様のべべを五つ縫って下されといびれば、 ...
18. えんか【苑香】[方言]
日本方言大辞典
薗香ゑんかといふなりと」《えんが》 大分県北海部郡939大分県方言類集(土肥健之助)1902黄表紙金々先生造化夢「茶の焙ほうじやうが悪いぞ、それではゑんががない ...
19. えんじろー【艶二郎】[方言]
日本方言大辞典
(山東京伝作の黄表紙の主人公の名から)うわべだけ飾る人。 静岡県富士郡521静岡県方言集(内田武志)1934洒落本通言総籬凡例「艶治郎は青楼の通句とをりく也。予 ...
20. おっこち【落】[方言]
日本方言大辞典
0下水内郡方言調査書(下水内郡校長会)1902476北安曇郡方言取調(北安曇郡役所)1897黄表紙福徳果報兵衛伝「もう来さうなものじゃがと馬鹿がおっこちを待つや ...
21. かいくれ【搔暮】[方言]
日本方言大辞典
らん」054方言(雑誌)1931~1938690和歌山県方言(和歌山県女子師範学校)1933黄表紙四天王大通仕立「其の晩から娘がかいくれ見えませぬ」《かいぐれ》 ...
22. かせぐ【稼】[方言]
日本方言大辞典
鹿児島県鹿児島郡968鹿児島県鹿児島郡谷山町方言集(山下光秋)=方言誌61933(2)の意の例。黄表紙鼻峰高慢男「学問をやめ、そろそろ色事を稼ぎけり」かせー で ...
23. きめひき【極引】[方言]
日本方言大辞典
(1)相談ごとをきちんと決めること。談判や交渉をすること。 長崎県対馬911新対馬島誌(賀島由己)1964黄表紙面向不背御年玉「とこ芸者といむかひにて、きめひき ...
24. ぐいのみ【―飲】[方言]
日本方言大辞典
1957(2)急いでたくさん飲むこと。 山梨県南巨摩郡463奈良田の方言(深沢正志)1957黄表紙高漫斉行脚日記上「おのおの相談おわって一銚子いだすとそのまま、 ...
25. けんとく【見徳】[方言]
日本方言大辞典
集(山口麻太郎)1937 五島917五島民俗図誌(久保清・橋浦泰雄)1934(2)の意の例。黄表紙莫切自根金生木中「手代どもまでにいい付、けんとくのわるい夢をい ...
26. げどー【外道】[方言]
日本方言大辞典
勇二)1959 山口県玖珂郡800山口県柳井町方言集・◯補「方言と土俗」(森田道雄)1931黄表紙桃太郎発端話説「厄払共、かいつかみし悪魔外道を一纏めになして」 ...
27. こっぱいたま【骨灰―】[方言]
日本方言大辞典
山形県139山形県方言辞典(山形県方言研究会)1970「こなみじん」の意の「こっぱいのたま」の例。黄表紙面向不背御年玉「かの張子の面向不背の玉をこっぱひのたまに ...
28. さるねぶり【猿睡】[方言]
日本方言大辞典
居眠り。 山形県飽海郡139山形県方言辞典(山形県方言研究会)1970黄表紙金銀先生再寝夢「三尺去て猿眠さるねぶり」 ...
29. しゃれ【洒落】[方言]
日本方言大辞典
おしゃれ。また、そのさま。その人。 三重県伊賀585三重県方言資料集(北岡四良)1957~59黄表紙金々先生栄花夢「あらゆる当世のしゃれをつくせば」《しゃれこ》 ...
30. たか【高】[方言]
日本方言大辞典
な物は金を出した所で、たかのつんだもんだ」725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963黄表紙亀山人家妖「もし置いてけと云ふなら置いてくる分の事さ。高のつん ...
31. だいぶ【大分】[方言]
日本方言大辞典
甚だ。 三重県名賀郡585三重県方言資料集(北岡四良)1957~59黄表紙心学早染艸下「だいぶ不埒ふらちじゃさふな」 ...
32. ちゃーふー[方言]
日本方言大辞典
まうこと。めちゃめちゃ。だいなし。 新潟県西頸城郡385西頸城郡誌(西頸城郡教育会)1930黄表紙一粒万金談「大枚の金がちゃあふうになります」(2)人をけなして ...
33. つもる【積】[方言]
日本方言大辞典
見積もる。 新潟県佐渡「家を建てたいがつもってほしい」352佐渡方言辞典(広田貞吉)1974黄表紙莫切自根金生木上「なんでも高い方へ落すから、技両一倍、つがもな ...
34. てんじょー【天上】[方言]
日本方言大辞典
方言辞典(広田貞吉)1974ロドリゲス日本大文典「Tenjǒ(テンジャウ)は、テンノ ウエ」黄表紙心学早染艸上「そもそも天上に天帝と申すたうとき神おわしまして」 ...
35. てんやわんや[方言]
日本方言大辞典
大阪市「あの人の言ふことはてんやわんやでほんまの事がわからん」637方言と大阪(猪飼九兵衛)1948黄表紙稗史億説年代記「これはわしが妹に違ひござらぬ〈略〉何処 ...
36. とばえ【鳥羽絵】[方言]
日本方言大辞典
集(原安雄)1943(4)漫画。 山形県庄内139山形県方言辞典(山形県方言研究会)1970黄表紙江戸生艶気樺焼下「とばゑのやうなかほのひとが通る」 ...
37. とまえ【戸前】[方言]
日本方言大辞典
数えるのに用いる語。 新潟県佐渡「倉の七戸前もある大万長者」352佐渡方言辞典(広田貞吉)1974黄表紙莫切自根金生木下「まだ奥の蔵の三十とまへが手がつかぬ」 ...
38. どない[方言]
日本方言大辞典
するか聞いてみい」793防長方言考(新井無二郎)1952 長崎県対馬909対馬方言集(鳥居伝)1930黄表紙江戸生艶気樺焼上「どねへに地味でも、耳のわきに枕だこ ...
39. なぐる【殴】[方言]
日本方言大辞典
大阪※117新撰大阪詞大全 1841 茨城県新治郡188茨城方言集覧(茨城教育協会)1904黄表紙江戸生艶気樺焼「ゑゑかげんになぐって、はやくしまわをねへ」(7 ...
40. ねじじょーご【捩上戸】[方言]
日本方言大辞典
に理屈をこねて人にからむ癖がある酒飲み」の意の例。俳諧世話尽曳言之話「ねぢ上戸(理窟上戸)」黄表紙人間万事塞翁馬「一躰捩上戸ねぢじゃうごにて酒の上が甚だ悪く」 ...
41. のめる[方言]
日本方言大辞典
玉造郡116玉造郡誌(玉造郡教員会)1929 山形県鶴岡145地域社会の言語生活(国立国語研究所)1953黄表紙即席耳学問「山道にかかり、足にまかせて無性にのめ ...
42. はたく【叩】[方言]
日本方言大辞典
部の方言と風物(佐藤義人)1967 愛知県南設楽郡554南設楽郡誌(南設楽郡教育会)1926黄表紙江戸生艶気樺焼下「此ことを浄瑠璃につくらせ、立方は門之介と路考 ...
43. はやみち【早道】[方言]
日本方言大辞典
新潟県佐渡348佐渡方言集(矢田求)1909 岐阜県飛驒502飛驒のことば(土田吉左衛門)1959黄表紙玉磨青砥銭「なめし皮のはやみちから一文の銭を取出し」 ...
44. ひきつりひっぱり【引攣引張】[方言]
日本方言大辞典
信州下伊那郡方言集(井上福美)1936 長崎県対馬913対馬南部方言集(滝山政太郎)1944黄表紙忠臣蔵前世幕無「因縁も色々ひっつりひっぱりのあるものなり」《ひ ...
45. ひとつまなこ【一眼】[方言]
日本方言大辞典
(1)一つ目小僧。 岩手県上閉伊郡098遠野方言誌(伊能嘉矩)1926黄表紙辞闘戦新根「より集まる化物を数ふるに、見越入道にあらず、又一つ眼にあらず」(2)一目 ...
46. ひんそー【貧僧】[方言]
日本方言大辞典
集(竹田秋樓)1914飢えた者が一度に多くの食物にありつく意の「貧僧の重斎かさねどき」の例。黄表紙京伝憂世之酔醒「貧僧の重ね斎とは此の事だ。何から食はうか」 ...
47. ふー【風】[方言]
日本方言大辞典
《ふ》 長野県佐久「いーふに(良いように)」493東信濃方言集(上原邦一)1976(2)の意の例。黄表紙孔子縞于時藍染上「上(かみ)をまなぶ下々しもじもまで善き ...
48. まさげた【柾下駄】[方言]
日本方言大辞典
こまげた。 上方312東京京阪言語違 1886 大阪市637方言と大阪(猪飼九兵衛)1948黄表紙金々先生栄花夢下「やうやくぱっちしりはしょおりに、きりのまさ下 ...
49. まわす【回】[方言]
日本方言大辞典
方言辞典(山中六彦)1967 福岡県朝倉郡882三輪村地方に於ける地方言(田辺敏夫)1932黄表紙八代目桃太郎「頭からしほに、水をまはしたやうな物にて」(2)転 ...
50. めっそー【滅相】[方言]
日本方言大辞典
高知県862土佐方言集(宮地美彦)1937 大分県宇佐郡939大分県方言類集(土肥健之助)1902黄表紙文武二道万石通中「『それ勝ったぞ』『口おしひ。めっそうに ...