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岩波科学ライブラリー セレクト50

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50 件

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自然科学(数学)
数学者の視点
(すうがくしゃのしてん)
深谷賢治
峻厳な山のように私たちを寄せつけようとしない現代の数学.数学とは一体どんな学問なのだろうか.数学者とはどんな人たちなのだろうか.研究の最前線にいる幾何学者が,日々の研究や教育,フィールズ賞をめぐる思惑,現代数学の動向などについて軽妙に語りながら,私たちには伺い知ることのない数学者の世界をいきいきと画き出す.
1996年01月22日刊
自然科学(医学)
愛は脳を活性化する
(あいはのうをかっせいかする)
松本元
脳で行われる情報処理の過程が明らかになるにつれ,愛や意欲といった「情」のもつ意味が,科学の言葉で語れるようになってきた.本書は,脳を探る最新技術やモデル実験の成果に基づいて,脳の機能に関する全く新たな理解を提示する.さらに,脳に学ぶ革新的なコンピュータの構想,宗教の意味,科学技術の将来像までを多面的に考察.
1996年09月24日刊
自然科学(天文学・宇宙科学)
一億個の地球 星くずからの誕生
(いちおくこのちきゅう ほしくずからのたんじょう)
井田茂/小久保英一郎
1995年秋,ついに太陽系外に惑星が見つかった.以後続々と惑星発見のニュースがもたらされたが,発見された惑星系は我々の太陽系とはかけ離れた異形のものだった.生命を育む星,地球.その存在は稀有で孤独なのだろうか.惑星系形成理論とコンピュータシミュレーションによって地球型惑星の存在に迫る.
1999年12月22日刊
哲学・心理学・宗教(心理学)
心の理論 心を読む心の科学
(こころのりろん こころをよむこころのかがく)
子安増生
他人の心や行動が読めるのはなぜだろう.心が分かるとはどういうことなのだろう.人は行動の背景にある心について理論を構成し,次の行動を予測する.ではいつその理論を身につけるのか.動くものに感じ,見つめあい,分かちあって,人は心を育てていく.動物の心,機械の心,人の心をつなぐ新たなキーワード-心の理論.
2000年04月21日刊
言語(外国語)
外国語学習に成功する人、しない人 第二言語習得論への招待
(がいこくごがくしゅうにせいこうするひとしないひと だいにげんごがくしゅうとくろんへのしょうたい)
白井恭弘
巷には語学の教材や学習法の情報があふれているが,本当に有効な外国語学習法とはどんなものだろうか.「外国語が身につく」とき,学習者にはどんな変化がおきているのだろう.言語学や心理学からの知見を基盤としながらも独自の研究分野として発展してきた「第二言語習得研究」の最前線を紹介する.
2004年10月20日刊
自然科学(生物学)
エピジェネティクス入門 三毛猫の模様はどう決まるのか
(えぴじぇねてぃくすにゅうもん みけねこのもようはどうきまるのか)
佐々木裕之
三毛猫の三毛模様,アサガオの絞り模様….遺伝子は同じでも,生物にはさまざまな外見や個性がある.これは遺伝子の働きを調整するエピジェネティクスによって偶然に決まっている.遺伝子を陰でダイナミックに操るしくみと,それによって生まれるさまざまな現象を解説し,病気との関係や新しい治療法開発の可能性を紹介する.
2005年05月12日刊
自然科学(医学)
ウイルスと人間
(ういるすとにんげん)
山内一也
人間の生活パターンの変化に伴い,SARS,鳥インフルエンザなど新種のウイルスが脅威になってきている.ウイルスとはどのようなものか,進化の過程で,人とウイルスはどのように関わり,戦ってきたのか.ニパウイルス,サル痘など今感染のおそれがあるエマージングウイルスの脅威と,それにいかに対処し共存していくのか,第一人者が語る.
2005年05月12日刊
自然科学(医学)
予想脳 Predicting Brains
(よそうのう ぷれでぃくてぃんぐぶれいんず)
藤井直敬
これほど盛んに研究されながら,脳科学は進むべき方向を見失っている.脳のさまざまな側面について蓄積された詳細かつ膨大な知見を統合する大きな枠組みが存在しないからだ.本書はその枠組みとして「予想脳」という概念仮説を導入し,多数の脳が相互に影響を及ぼしあっているという事実をもとに,脳の本質的な理解に迫る.
2005年10月05日刊
自然科学(医学)
皮膚は考える
(ひふはかんがえる)
傳田光洋
皮膚は身体を包むだけの単なる包装紙ではない.からだ全身を被い,重さは約3キロにもなる最大の「臓器」である.かつ,皮膚は環境に応じて,その状態を変化させ,必要な情報を体内に伝える.著者らは,脳神経系で働く物質と同じものが皮膚に存在することを発見した.鍼灸医療の本質ともからむ皮膚科学の最新研究を紹介する.
2005年11月02日刊
自然科学(医学)
宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ
(うちゅうかいじんしまりすいりょうとうけいをまなぶ)
佐藤俊哉
ニュースや新聞において死亡率や薬の効果がよく取り上げられますが,そこに出てくる「数字」がどのような意味を持っているのか,どうやって計算されて出されたものか知っていますか? それを教えてくれるのが「医療統計」なのです.さあ,宇宙怪人しまりすと一緒に勉強してみよう!
2005年12月06日刊
自然科学(生物学)
クマムシ?! 小さな怪物
(くまむし ちいさなかいぶつ)
鈴木忠
乾燥すると樽型に変身.真空,高温,高圧,放射線にも耐え,レンジでチンしても平気──.不死身伝説に満ちた身近な微小生物,クマムシ.その真相やいかに? 研究の歴史や,試行錯誤で飼育する笑いと苦労の物語など,生物研究のオモシロさ満載! 観察方法,ファン必見の超レア物図版も多数掲載! 日本初のクマムシ本,ついに誕生.
2006年08月04日刊
自然科学(数学)
こんどこそ!わかる数学
(こんどこそわかるすうがく)
新井紀子
小学校・中学校時代には,算数・数学に興味関心を持つどころか大嫌いだったという著者.それだからこそ,大学は法学部に進んだのに,なぜか予想に反して数学者になってしまう.そんな著者が自身の悲惨な経験を踏まえ「もし中学生に教える機会があれば,こんな教え方をしてみたい」と思い立って書いたのがこの本だ.数学イメージが変わる.
2007年02月06日刊
自然科学(科学)
科学の社会化シンドローム
(かがくのしゃかいかしんどろーむ)
石黒武彦
ES細胞ねつ造が,韓国の社会をゆるがした.国内でも国立大学や一流研究所における論文ねつ造・データ改ざんの疑惑,研究費の不正運用が,世間を騒がせ科学システムを脅かす.社会からの要請を前に,病的症状を現しているかに見える科学は,今後どのようにあるべきか.研究の第一線にあった著者が,問題の根源から考察する.
2007年05月09日刊
哲学・心理学・宗教(心理学)
「あっ、忘れてた」はなぜ起こる 心理学と脳科学からせまる
(あっわすれてたはなぜおこる しんりがくとのうかがくからせまる)
梅田聡
行きがけに手紙をポストに投函しようと思っていたのに,すっかり忘れていた──こんな経験は誰にでもあるだろう.なぜ人はそのような失敗をするのか.裏を返せば,どうして「しようと思っていたこと」を「タイミングよく」思い出せるのか.日常的な記憶経験を出発点に,心理学と脳科学の成果から,そのメカニズムを探る.
2007年07月06日刊
自然科学(医学)
新型インフルエンザH5N1
(しんがたいんふるえんざえいちごえぬいち)
岡田晴恵/田代眞人
H5N1型インフルエンザは強毒性.発生は時間の問題だ.だれも免疫をもたないため,ふれれば全身感染をおこし,数日で死に至る可能性が高い.国内に侵入したら最後,あっという間に拡大するという.第一線の研究者が最新知見からそのメカニズムに迫り,科学的根拠を示す.さらにはワクチン開発の現状から対抗策を提案する.
2007年12月20日刊
自然科学(天文学・宇宙科学)
Google Earthでみる地球の歴史
(ぐーぐるあーすでみるちきゅうのれきし)
後藤和久
Google Earthは,地球を自由自在に探索できるソフト.家にいながら,どんな場所でもひとっ飛び.本書では,そのGoogle Earthをつかって,地球史の舞台を訪ねます.極北の大地から,絶海の孤島まで.フィールド経験豊かな地球科学者が案内をしてくれます.見たこともない光景が,ページをめくるごとに出現.読んだら必ず行きたくなる本です.
2008年10月07日刊
自然科学(生物学)
〈生きもの〉ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係
(いきものはだかでばねずみ じょおうへいたいふとんがかり)
吉田重人/岡ノ谷一夫
ひどい名前,キョーレツな姿,女王君臨の階級社会.動物園で人気急上昇中の珍獣・ハダカデバネズミと,その動物で一旗あげようともくろんだ研究者たちの,「こんなくらしもあったのか」的ミラクルワールド.なぜ裸なの? 女王は幸せ? ふとん係って何ですか? 人気イラストレーター・べつやくれい氏のキュートなイラストも必見!
2008年11月06日刊
歴史・地理(伝記)
猿橋勝子という生き方
(さるはしかつこといういきかた)
米沢富美子
女性が理系の道を選ぶことも困難な時代に地球化学の分野で世界的な業績をあげ,さらに後進を育てようと女性科学者を顕彰する「猿橋賞」を設けた猿橋勝子.自らも猿橋の精神を受け継いで後進育成に尽力する著者が,その直向な生き方を伝えることで若い女性に勇気を与えたい,と次世代へのエールを込めて綴る渾身の評伝.
2009年04月07日刊
自然科学(物理学)
量子力学の反常識と素粒子の自由意志
(りょうしりきがくのはんじょうしきとそりゅうしのじゆういし)
筒井泉
実在という物理の基礎概念に根本的な転換を迫った量子力学.その大成功の陰で過去の遺物と思われていた物理論文がよみがえった.いまやどんな論文をも凌駕するほどの勢いだ.それがアインシュタインのEPR論文だ.「量子もつれ」という考えの重要性と有用性が最近認識されて時代の寵児である.実在性と因果律の意味を読み解く.
2011年04月27日刊
自然科学(数学)
かけ算には順序があるのか
(かけざんにはじゅんじょがあるのか)
高橋誠
いま小学校の算数で「6人に4個ずつミカンを配ると,ミカンは何個必要ですか」という問題に,6×4=24という式を書くとバツにされる.かける順序は本来どちらでもよいはず.算数教育にまつわる問題点をよくよく考えてみると,かけ算や数の数え方には,意外にも深いものを秘め,思いがけない広がりがあることがわかる.
2011年05月26日刊
自然科学(医学)
医学と仮説 原因と結果の科学を考える
(いがくとかせつ げんいんとけっかのかがくをかんがえる)
津田敏秀
なぜタバコやピロリ菌が発がん物質と言えるのか.目に見えない因果関係はどのように証明されるのか.公害事件で医学者の言動を問うてきた著者が,水俣病・タミフル・放射能など具体例を通して,「実験によるメカニズムの検証」という一見すると妥当な考え方に潜む問題点をつく.原因と結果を結ぶ科学の言葉がわかりやすく解説される.
2011年09月16日刊
自然科学(生物学)
決着!恐竜絶滅論争
(けっちゃくきょうりゅうぜつめつろんそう)
後藤和久
恐竜はなぜ絶滅したのか.その理由は専門家にはすでに解決済みのことである.にもかかわらず,いまだに新説が出されてはマスコミを賑わす.業を煮やした著者らは,有名雑誌に決着宣言ともいうべき論文を投稿した.41人の共著論文だ.なぜ決着済みといえるのか.異説のどこが間違いなのか.とことん解説したのが本書である.
2011年11月08日刊
哲学・心理学・宗教(心理学)
触感をつくる 《テクタイル》という考え方
(しょっかんをつくる てくたいるというかんがえかた)
仲谷正史/筧康明/白土寛和
ツルツル,ザラザラといった触感.すぐ判別できる一方,同じものなのに環境の変化によって,まったく違う感触を得ることがある.著者らは人工的に触感を再生,または自然にはない触感をつくる装置を開発.さらに工学や医療への応用だけでなく,この技術をデザインと融合させることで新しいアートの世界が広がっている.
2011年12月06日刊
自然科学(生物学)
ナメクジの言い分
(なめくじのいいぶん)
足立則夫
都会のナメクジは絶滅の一途(?)という噂の真偽を確かめるべく自ら発見マップを作成し,また全国の知り合いに呼びかけて観測情報を募る.歩きはノロノロだがキャベツはバリバリと頬張り食欲は旺盛だ.意外にも記憶力は強いらしい.二億年ずっと生活スタイルを変えずに生き残ってきたナメクジの生き方に学ぶ.
2012年10月04日刊
自然科学(生物学)
犬のココロをよむ 伴侶動物学からわかること
(いぬのこころをよむ はんりょどうぶつがくからわかること)
菊水健史/永澤美保
あなたの愛犬への接し方は間違っていませんか.犬は言葉を交わせなくても,あなたの意図を全力で知ろうとしています.こうした犬のコミュニケーション能力の研究は始まったばかりですが,人間の認知の研究にも大きな影響を及ぼしつつあります.誰でもできる簡単な観察実験とともに,その最先端の成果をわかりやすく紹介します.
2012年11月07日刊
自然科学(生物学)
サボり上手な動物たち 海の中から新発見!
(さぼりじょうずなどうぶつたち うみのなかからしんはっけん)
佐藤克文/森阪匡通
一生懸命だからこそ,サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで,予想も常識も覆す,驚きの新発見が続出.南極のペンギンやアザラシから,身近な日本のイルカ,ウミガメまで,謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする,新しい海洋動物学.[カラー版]
2013年02月06日刊
自然科学(医学)
記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦
(きおくをこんとろーるする ぶんしのうかがくのちょうせん)
井ノ口馨
記憶の研究が目覚ましい.ついにDNAに連なる分子の言葉で語れるようになった.記憶を消したり想起させたり自由に操作できる日も夢ではない.そもそも記憶は脳のどこにどのように蓄えられるのかに始まり,短期記憶と長期記憶の違いは脳のどのようなメカニズムに由来するのかなどを語る.記憶研究から人間とは何かがわかる.
2013年05月09日刊
自然科学(医学)
脳に刻まれたモラルの起源 人はなぜ善を求めるのか
(のうにきざまれたもらるのきげん ひとはなぜぜんをもとめるのか)
金井良太
モラル,いわゆる道徳とか倫理というと,人間に固有の客観的な理性に基づく判断だと考えられ,主観的で情動的な判断と区別される.しかし,最近の脳科学や進化心理学の研究によれば,モラルは,人類が進化的に獲得したものであり,むしろ生得的な認知能力に由来するという.脳自身が望ましいと思う社会は何かを明らかにした本.
2013年06月05日刊
自然科学(科学)
科学者の卵たちに贈る言葉 江上不二夫が伝えたかったこと
(かがくしゃのたまごたちにおくることば えがみふじおがつたえたかったこと)
笠井献一
研究生活で壁にぶつかって苦しいとき,尊敬する人がこんなことを言ってくれたら…….戦後日本の生命科学を牽引した江上不二夫は,独創的なものの見方やアイデアで周囲を驚嘆させただけでなく,弟子を鼓舞する名人でもあった.生命に対する謙虚さに発したその言葉は,大発見を成し遂げた古今の科学者の姿勢にも通じる.
2013年07月05日刊
社会科学(教育)
勉強法の科学 心理学から学習を探る
(べんきょうほうのかがく しんりがくからがくしゅうをさぐる)
市川伸一
どうしたら上手く覚えられる? やる気を出すにはどうする?――自分に合った勉強法の見つけ方を,教育心理学者が手ほどきします.人間の記憶のしくみや理解するときの知識の使われ方などを知れば,コツがつかめて勉強が楽しくなります.受験に役立つと大好評の『心理学から学習をみなおす』の待望の改訂版.
2013年08月06日刊
自然科学(生物学)
仲間とかかわる心の進化 チンパンジーの社会的知性
(なかまとかかわるこころのしんか ちんぱんじーのしゃかいてきちせい)
平田聡
仲間と協力する.仲間をあざむく.高度な知性をもったがために,心の病を患う可能性すらあるチンパンジー.その社会的知性は進化の産物で本能に支えられてはいるけれども,年長者や他の子どもとのつきあいの中で経験と学習をしなければ育たない.かれらの知性の柔軟さともろさは私たち人間に何を教えてくれるのだろう.
2013年10月04日刊
自然科学(災害)
原発事故と科学的方法
(げんぱつじことかがくてきほうほう)
牧野淳一郎
原発事故の巨大さは事態の正視を妨げ,事故前にも事故後にも,嘘がまかりとおった.放射性物質や原発事故のリスクが一人一人の生活に上乗せされる時代に,信じるのではなく,嘘を見抜いて自ら考えていくための方法とは.事故後にほぼ正確に事態を捉えていた著者が語る,原発再稼働と健康被害推定をめぐる実践的な思考の書.
2013年10月04日刊
自然科学(医学)
転倒を防ぐバランストレーニングの科学
(てんとうをふせぐばらんすとれーにんぐのかがく)
田中敏明
東大高齢者転倒予防講座が本になりました.転倒を防ぐには,筋力や柔軟性に加えてバランス能力も大事です.バランスに重要な脳と運動・感覚機能の連携を重視し,運動学理論に基づいた独自のトレーニングを,わかりやすいイラストでレクチャーします.ヒトの体のことを知って効果的にトレーニング! 元気に過ごしましょう.
2013年10月04日刊
自然科学(医学)
iPS細胞はいつ患者に届くのか 再生医療のフロンティア
(あいぴーえすさいぼうはいつかんじゃにとどくのか さいせいいりょうのふろんてぃあ)
塚崎朝子
「iPS細胞を治療へ」との期待は膨らむばかり.しかし今,その夢の実現にはどこまで迫れているのか.iPS細胞の臨床研究で世界をリードする網膜や神経をはじめ,心臓や脳そして毛髪まで,体の各部位の再生医療研究の最前線をリポート.がん化への懸念や制度上の困難など,数々のハードルは果たして乗り越えられるのか……?
2013年11月26日刊
哲学・心理学・宗教(心理学)
ヒトはなぜ絵を描くのか 芸術認知科学への招待
(ひとはなぜえをえがくのか げいじゅつにんちかがくへのしょうたい)
齋藤亜矢
円と円を組み合わせて顔を描くヒトの子どもvsそれができないチンパンジー.DNAの違いわずか1.2%の両者の比較から面白いことがわかってきた.ヒトとは何か? 旧石器時代の洞窟壁画を訪ね,想像と創造をキーワードに脳の機能や言語の獲得から考察する.芸術と科学の行き来を楽しみながら考えよう.【資料図満載,カラー口絵1丁】
2014年02月04日刊
自然科学(数学)
数学 想像力の科学
(すうがく そうぞうりょくのかがく)
瀬山士郎
1,2,3,…という数が実在するわけではない.私たちはある具象物に対して,1,2,3,…というラベルを付けることで,全体の量や相互の関係を類推することができるのです.さらに具象物を構成する点や線を数値化することで未知なるものの形や性質を議論できます.そこにリアリティが出現する.これが数学であることを語ります.
2014年02月04日刊
自然科学(数学)
勝てる野球の統計学 セイバーメトリクス
(かてるやきゅうのとうけいがく せいばーめとりくす)
鳥越規央/データスタジアム野球事業部
「送りバントは有効な作戦でない」「打率より出塁率が重要」.統計学の手法で,従来の野球のセオリーを覆したセイバーメトリクス.メジャーリーグではチーム強化に必須のツールとして大活躍だ.このセイバーメトリクスを日本プロ野球の最新データを駆使して解説する.ひいきやライバルチームの戦力分析にぜひ備えておきたい1冊.
2014年03月12日刊
自然科学(生物学)
協力と罰の生物学
(きょうりょくとばつのせいぶつがく)
大槻久
排水溝のヌメリにアリのコロニー,花と昆虫,そしてヒトの助け合い.この世界はうるわしき協力であふれている.容赦ない生存競争の中で,生きものたちはなぜ自己犠牲的になれるのか.ダーウィン以来,この謎に果敢に挑んできた研究者たちの軌跡と,協力の裏にひそむ,ちょっと怖い「罰」の世界を生き生きと描く.
2014年05月22日刊
哲学・心理学・宗教(心理学)
新版アフォーダンス
(しんぱんあふぉーだんす)
佐々木正人
眼だけで見ているのではなく,耳だけで聞いているのでも,皮膚だけで触っているのでもない……?人工知能,モノづくりからアートまで,多分野で注目を集めるアフォーダンス理論をわかりやすく解説.ヒトをいわば「知覚システムの束」ととらえ,知性の本質に迫る.ロングセラーに20年ぶりの大改訂を加えた決定版!
2015年01月09日刊
自然科学(生物学)
ハトはなぜ首を振って歩くのか
(はとはなぜくびをふってあるくのか)
藤田祐樹
気がつけばハトはいつでもどこでも,首を振って歩いている.あの動きは何なのか.なぜ,一歩に一回なのか.なぜ,ハトは振るのにカモは振らないのか……?冗談のようで奥が深い首振りの謎に徹底的に迫る,世界初の首振り本.おなじみの鳥たちのほか,同じ二足歩行の恐竜やヒトまで登場させながら,生きものたちの動きの妙を心ゆくまで味わう.
2015年04月17日刊
自然科学(医学)
見捨てられた初期被曝
(みすてられたしょきひばく)
study2007
事故前に描かれていた原発事故後の緊急被曝防護は,もろくも崩れ去っていた.そればかりか,科学的検討の不在のまま,初期被曝は見捨てられていた.公開された政府事故調文書から明らかになった驚くべき経緯を整理.さらに,限られたデータから被曝量の推定を統計的に行う.再稼働を前に,安全神話のままの被曝防護を問う.
2015年06月12日刊
自然科学(医学)
大人の直観vs子どもの論理
(おとなのちょっかんヴいえすこどものろんり)
辻本悟史
直観に頼ると失敗する? 子どもから大人へ,ヒトは少しずつ論理的になっていく? 科学の答えは,どちらもNOだ.実は,子どもの脳は想像以上に〈論理的〉で,大人の脳は意外なほど〈直観的〉.日常生活で,人生で,そして進化の過程で,それが「うまくやっていく」秘訣であることを,脳の機能と発達の仕組みから解き明かす.
2015年08月25日刊
自然科学(地学)
時を刻む湖 7万枚の地層に挑んだ科学者たち
(ときをきざむみずうみ ななまんそうのちそうにいどんだかがくしゃたち)
中川毅
2013年,水月湖が過去5万年の時を測る「標準時計」として世界に認められた.その真の意味とは? 「物差し」となった,世にも稀な土の縞模様「年縞」とは? ひとりの若き研究者が描いた夢を発端に二十数年,研究チームはどのように広がり花開いたか.国境を越えた友情,ライバルとの戦い,挫折と栄光とを,当事者が熱く語る.
2015年09月09日刊
言語(言語学)
音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで
(おととことばのふしぎなせかい めいどごえからえいごのたつじんまで)
川原繁人
「あ」と「い」はどっちが大きい? あるいは,「ゴジラ」と「コシラ」ではどうですか? こんな質問をされたら,あなたはどう答えますか.文字そのものには大小がないはずなのに,音で聴くと母語が何であるかにかかわらず大小を判断するそうです.その他,存在しない音を聴いてしまう脳の機能など,最先端の話題を楽しく紹介します.
2015年11月05日刊
自然科学(生物学)
菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って
(きんせかいきこう だれもしらないきのこをおって)
星野保
北極,南極,そしてシベリア.大の男が這いつくばって,世界中の寒冷地にきのこを探す.大型動物との遭遇,酔っぱらいとの遭遇,泥酔,泥酔,そして拘束.幾多の艱難辛苦の果てに,菌たちとの感動の対面はかなうのか……!?雪や氷の下でしたたかに生きる菌たちの生態とともに綴る,爆笑・苦笑・失笑必至のとっておき〈菌道中〉.
2015年12月04日刊
自然科学(生物学)
なぜ蚊は人を襲うのか
(なぜかはひとをおそうのか)
嘉糠洋陸
オスと交配したメス蚊だけがまさに人を襲うバンパイアと化し,ときに恐るべき病原体を人の体内に注入.吸血された人を《患者》というものに変えてしまう.アフリカの大地で巨大蚊柱と格闘し,アマゾンでは牛に群がる蚊を追う.かたや研究室で万単位の蚊を飼育.そんな著者だからこそ語れる蚊の知られざる奇妙な生態の数々.
2016年07月14日刊
言語(言語学)
ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密
(ちいさいげんごがくしゃのぼうけん こどもにまなぶことばのひみつ)
広瀬友紀
「これ食べたら死む?」どうして多くの子どもが同じような,大人だったらしない「間違い」をするのだろう? ことばを身につける最中の子どもが見せる数々の珍プレーは,私たちのアタマの中にあることばの秘密を知る絶好の手がかり.言語獲得の冒険に立ち向かう子どもは,ちいさい言語学者なのだ.かつてのあなたや私もそうだったように.
2017年03月17日刊
自然科学(生物学)
深読み!絵本『せいめいのれきし』
(ふかよみえほんせいめいのれきし)
真鍋真
半世紀以上にわたって読み継がれてきたバージニア・リー・バートンの名作絵本『せいめいのれきし』.改訂版を監修した恐竜博士が,地球が生まれてから今この瞬間まで続く,長い長い命のリレーのお芝居の見どころを解説します.隅ずみにまで描き込まれたしかけなど,人に話したくなる,より深く楽しめる情報がいっぱいです.[カラー版]
2017年04月13日刊
自然科学(生物学)
歌うカタツムリ 進化とらせんの物語
(うたうかたつむり しんとらせんのものがたり)
千葉聡
なんだか地味でパッとしないカタツムリ.しかし,生物進化の研究においては欠くべからざる華だった.偶然と必然,連続と不連続…….木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ,行きつ戻りつしながらもじりじりと前進していく研究の営みと,カタツムリの進化を重ねて描き,らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる.
2017年06月13日刊
自然科学(地学)
日本の地下で何が起きているのか
(にほんのちかでなにがおきているのか)
鎌田浩毅
東日本大震災が引き金となって,日本の地盤は千年ぶりの「大地変動の時代」に入ってしまった.内陸の直下型地震や火山噴火は数十年続き,2035年には「西日本大震災」が迫っている.富士山は噴火するのか.カルデラ噴火は起こるのか.市民の目線で本当に必要なことのすべてを,伝える技術を総動員して紹介.いま何を準備すべきなのか,命を守る行動を説く.
2017年10月18日刊
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