「太平記」カテゴリの記事一覧
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今川了俊(日本大百科全書(ニッポニカ))
南北朝時代の武将で、歌人としても著名。俗名は貞世、今川範国の子。冷泉為秀に和歌を学び、二条良基に連歌を学ぶ。官位は左京亮を経て伊予守、正五位下。1367年(正平22・貞治6)室町幕府の引付頭人となり、また侍所頭人として山城守護を兼ねた。
難太平記(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
応永九年(一四〇二)二月、今川了俊(貞世)の著作。自筆本は知られない。『国書総目録』は十九部の諸本をあげており、承応改元のころの書写にかかる京都大学谷村文庫本が年記のある諸本中最古のもの。述作の根本精神は今川家の顕彰・保持にあり、そのために自分を含めた
太平記(国史大辞典・世界大百科事典・日本古典文学全集・日本国語大辞典)
南北朝内乱期を描いた軍記物語。四十巻。成立と作者については明らかでないが、『難太平記』の記述によれば、暦応元年(延元三、一三三八)から観応元年(正平五、一三五〇)までの間に、最初の形が成立したと考えられる。その後何段階かの書き継ぎや添削が行われて