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とうにょう【糖尿】

読者カード 用例 2021年11月17日 公開

2021年01月17日 ubiAさん投稿

用例:石本所長が少し糖尿の氣味だといふ話から話に花が咲き、
『田中信宛寺田寅彦書簡-昭和九年(1934)九月十二日』 1934年9月12日 寺田寅彦
語釈:〔名〕正常尿にはごく微量しか含まれないぶどう糖が、検査で証明される程度に尿中に出ること。血液中の糖が多くて出る糖尿病の場合と、血液中の糖が多くないのに出る腎性糖尿、その他に症候性糖尿と呼ばれるものがある。

コメント:第二版に載っている辞書類(1872)以外の文例(1964)よりもさかのぼるので。書簡末尾(九月十二日)。

編集部:第2版では、奥山虎章『医語類聚』(1872)の例が早く、文章例としては、安藤鶴夫『巷談本牧亭』(1964)の例よりも30年さかのぼります。

著書・作品名:田中信宛寺田寅彦書簡-昭和九年(1934)九月十二日

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1934年9月12日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全集第十七巻 一九五一年九月五日第一刷発行、一九八六年一二月五日第二刷発行 276ページ本文10行目

発行元:岩波書店