日国友の会

あおすじをたてる【青筋を立てる】

読者カード 用例 2013年10月09日 公開

2013年06月05日 古書人さん投稿

用例:芸人たるものの本分に違戻すと青筋立てた正義派の隊長、稼種子の菫花秋田の風に散らしめてめっちゃめっちゃ、
『雑報(文藝倶楽部(第3編)より)』 1895年3月25日 玉階桂香庵主
語釈:顔に静脈を浮き出させる。はげしく怒ったり、興奮したりしているさまをいう。

コメント:「青筋を立てる」の初事例です

編集部:第2版では、3例あり、うち滑稽本の2例が、「青筋(を)張る」の例で、「青筋立てる」の例は、樋口一葉『花ごもり』(1894)からの例となっていますね。

著書・作品名:雑報(文藝倶楽部(第3編)より)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1895年3月25日

著者・作者:玉階桂香庵主

掲載ページなど:239ページ

発行元:博文館