日国友の会



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いがん【胃癌】

読者カード 用例 2018年02月18日 公開

2016年07月31日 古書人さん投稿

用例:老婦ノ乳癌及ヒ胃癌等ノ十年乃至二十年ノ久シキヲ経タル者ニハ間々此ノ如キヲ到スヲ見ル
『病理総論 巻五』 1880年 著述兼出版人 三宅 秀
語釈:〔名〕胃に生じる癌腫(がんしゅ)。多発部位は幽門部で、ついで胃体、噴門とつづく。初期には特別の症状はないが、食欲不振、おくび、胃の膨満感など、慢性胃炎と同じ訴えがなされる。次第に嘔吐、貧血、体重減少、悪液質の症状を示す。胃の周囲にあるリンパ節への転移が、しばしばみられる。四〇〜六〇歳に多発。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、坪内逍遙『妹と背かゞみ』(1886)からの例が早いのですが、さらに、6年さかのぼることになります。

著書・作品名:病理総論 巻五

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1880年

著者・作者:著述兼出版人 三宅 秀

掲載ページなど:604ページ

発行元:著述兼出版人 三宅 秀