日国友の会

しん【清】

読者カード 用例 2024年10月11日 公開

2017年03月11日 古書人さん投稿

用例:関帝廟(くわんていべう)前「文武官員、至此下馬」の建石のみ獨り麗はしき文字を刻まれ依然として空しく清国(シンこく)の名残を存するのみ
『第一師団の戦況(承前)(「東京朝日新聞附録」より)』 1895年3月21日
語釈:一六一六年から一九一二年まで続いた中国最後の王朝名。建州女真出身のヌルハチ(太祖)が満州族を統一し後金を建国、子のホンタイジ(太宗)が一六三六年に国号を清とした。世祖(順治帝)のとき明の滅亡に乗じて中国にはいり北京に遷都。版図は台湾・外蒙古・チベット・ジュンガル・カシュガルにおよび、漢・唐をしのいだ。康熙・雍正・乾隆時代に最盛期に達したが、一八世紀末から国内に反乱が続発、欧米列強の外圧も加わって衰退し、一九一一年の辛亥革命により翌一二年宣統帝が退位して滅亡した。

コメント:遡ります

編集部:2009年3月4日付けで、『太陽臨時増刊 海の日本(第8巻第8号)』(1902)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、7年さかのぼることになります。

著書・作品名:第一師団の戦況(承前)(「東京朝日新聞附録」より)

媒体形式:新聞・広報・官報

刊行年(月日):1895年3月21日

著者・作者:

掲載ページなど:(2)ページ

発行元:東京朝日新聞社