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かみのやまじょう【上山城】

読者カード 項目 2018年11月07日 公開

2017年03月14日 古書人さん投稿

用例:上山城 平山城南東ニ向フ 土岐伊与守殿
『奥羽道記』 1691年 丸山可澄
語釈:山形県上山市にあった城。別称月岡城。平山城。天文四年(一五三五)武衛義忠の築城後、支城主・城主は数回交替して、土岐氏時代(一六二八―九二)に、城郭・城下町の近世的な整備が完成した。その城郭は、天守閣・石垣・城門など美観を極めたといわれるが、元禄四年(一六九一)、土岐頼殷が大坂城代に就任し、その翌年転封したあと、一時幕領となり、上山城はことごとく破壊された。その後金森氏を経て同十年、藤井松平氏入封後再び城郭は整備されたが、さらに元禄十五年、享保二年(一七一七)に、幕府から特にその修築が許されている。しかし、天守閣や隅櫓は造らなかった。〈以下略〉〔『国史大辞典』@JapanKnowledge〕

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:奥羽道記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1691年

著者・作者:丸山可澄

掲載ページなど:125ページ

発行元:古典文庫