日国友の会



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にほんまち【日本町】

読者カード 用例 2019年07月07日 公開

2017年11月02日 古書人さん投稿

用例:交趾 〈略〉昔日本人此国ニ渡海ノ時留ッテ居住セシ者多シ、日本町(マチ)ト号シテ一町アリテ、其子孫有之由〈巻三〉
『増補華夷通商考』 1708年 西川求林齋
語釈:〔名〕一六世紀半ばから一七世紀にかけて東南アジアの各地に作られた日本人の居留地。朱印船貿易の発展により、カンボジアのプノンペン、タイのアユタヤ南部、ルソン島のマニラなどに進出、自治制をしき治外法権が認められるまでになった。人口三〇〇〇人に達した町もある。鎖国後、日本人の渡航が絶え、自然に消滅。

コメント:遡ります

編集部:2008年3月29日付けで、岩崎重三・池田鹿之助『新式萬国地理』(1900)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、192年さかのぼることになります。

著書・作品名:増補華夷通商考

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1708年

著者・作者:西川求林齋

掲載ページなど:326ページ(「日本経済大典」(復刻版第4巻)より)

発行元:薗田総合企画