ふじがさ【藤笠】
読者カード 用例 2019年07月07日 公開
用例: | 腰ニ島綿花布等ヲ捲キテ、草鞋ヲハキ藤笠(フヂカサ)ヲ着テ歩行スル故、色モサノミ黒カラズ、〈巻三〉 |
---|---|
『増補華夷通商考』 1708年 西川求林齋 | |
語釈: | 〔名〕藤のつるを編んで作った笠。元文(一七三六~四一)の頃流行し、若年の武士、医師、僧侶などが多く用いたという。 |
コメント:遡ります
編集部:第2版では、俳諧『平安二十歌仙』(1769)からの例が早いのですが、さらに、61年さかのぼることになります。「とうがさ(籐笠)」でご投稿いただきましたが、国会図書館デジタルコレクションの巻三、十ウの後ろから3行目には「藤笠(フヂカサ)」とあるので、それに寄りました。
著書・作品名:増補華夷通商考
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1708年
著者・作者:西川求林齋
掲載ページなど:330ページ(「日本経済大典」(復刻版第4巻)より)
発行元:薗田総合企画