ライカ
読者カード 用例 2018年02月19日 公開
用例: | 大理石に似た立方体の上に棄てられた鮎は、跳ねかへるかと思はれたが私がライカを取り出すひまもなく身動きもしなくなつてゐた。 |
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『頓生菩提』 1934年 井伏鱒二 | |
語釈: | (Leica)ドイツのエルンスト‐ライツ社製の三五ミリフィルム用高級カメラの商標名。 |
コメント:さかのぼります。解題に1934年『改造』12月号に発表、『頓生菩提』(竹村書房1935年)に収録。底本には同書とあります。
編集部:第2版では、岡本かの子『老妓抄』(1938)からの例が添えられていますが、さらに、4年さかのぼることになります。
著書・作品名:頓生菩提
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1934年
著者・作者:井伏鱒二
掲載ページなど:107ページ〔『井伏鱒二全集 第五巻』、1997〕
発行元:筑摩書房