ラッセルおん【—音】
読者カード 用例 2018年02月24日 公開
用例: | 胸部には別段何の異常もありません。ラツセル音なども少しも聞えません。 |
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『崖』 1917年 広津和郎 | |
語釈: | 〔名〕(ドイツRasselgeräusch の訳語)「ラッセル」に同じ。 |
コメント:さかのぼります。『新潮』1917年11月号掲載。
編集部:第2版では遠藤周作『再発』(1960)からの例が添えられていますが、さらに、43年さかのぼることになります。ちなみに「ラッセル」とは、「肺を聴診する時、通常の呼吸音に混じて聞こえる異常音。肺胞や気管支内の分泌物が空気と混じて流れる時に生じる水泡音や、気管支狭窄による乾性ラ音など多くの種類がある。ラッセル音。ラ音」という語釈になっています。
著書・作品名:崖
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1917年
著者・作者:広津和郎
掲載ページなど:37ページ〔『新潮』創刊一〇〇周年記念通巻一二〇〇記念名短編、2005〕
発行元:新潮社