日国友の会



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せっかせっこう【雪花石膏】

読者カード 用例 2018年05月16日 公開

2018年03月17日 ねじり草さん投稿

用例:その光はまっすぐに四方に発射し、下の方に落ちて来ては、ひっそりした台地の雪を、いちめんまばゆい雪花石膏の板にしました。
『水仙月の四日』 1924年 宮沢賢治
語釈:〔名〕石膏の一種。白色で緻密、粒子の細かい石膏で、やわらかく粘りがある。良質のものは彫刻用材とされる。アラバスター。

コメント:文例として面白いかと参考までに。160頁に1924(大正13)年12月に自費出版した『注文の多い料理店』に収録とあります。

編集部:第2版では、『英和和英地学字彙』(1914)の例が添えてあるだけですね。

著書・作品名:水仙月の四日

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1924年

著者・作者:宮沢賢治

掲載ページなど:161ページ〔『日本児童文学名作集(下)』、1994〕

発行元:岩波書店