せっかせっこう【雪花石膏】
読者カード 用例 2018年05月16日 公開
用例: | その光はまっすぐに四方に発射し、下の方に落ちて来ては、ひっそりした台地の雪を、いちめんまばゆい雪花石膏の板にしました。 |
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『水仙月の四日』 1924年 宮沢賢治 | |
語釈: | 〔名〕石膏の一種。白色で緻密、粒子の細かい石膏で、やわらかく粘りがある。良質のものは彫刻用材とされる。アラバスター。 |
コメント:文例として面白いかと参考までに。160頁に1924(大正13)年12月に自費出版した『注文の多い料理店』に収録とあります。
編集部:第2版では、『英和和英地学字彙』(1914)の例が添えてあるだけですね。
著書・作品名:水仙月の四日
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1924年
著者・作者:宮沢賢治
掲載ページなど:161ページ〔『日本児童文学名作集(下)』、1994〕
発行元:岩波書店