ほろせ【疿子】
読者カード 用例 2018年07月09日 公開
用例: | 子供の時から蚤に敏感で、過敏で、一つ螫されても忽ちそこが赤く腫れ上がり、ほろせになって、かゆくてかゆくて堪らない。 |
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『ノミに小丸』 1965年 内田百閒 | |
語釈: | 〔名〕「ほろし(疿子)」に同じ。 |
コメント:方言ですが実感あふれる用例なので。
205頁に40年12月号「小説新潮」とあります。(昭和40年=1965)
編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。「ほろし(疿子)」の語釈に、「皮膚に小さくできるつぶつぶの発疹(はっしん)。じんましん。ほろせ。ちちほむ。ちちはくる」とあります。
著書・作品名:ノミに小丸
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1965年
著者・作者:内田百閒
掲載ページなど:99ページ〔内田百閒『麗らかや』、1983〕
発行元:旺文社