日国友の会



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ほろせ【疿子】

読者カード 用例 2018年07月09日 公開

2018年04月19日 ねじり草さん投稿

用例:子供の時から蚤に敏感で、過敏で、一つ螫されても忽ちそこが赤く腫れ上がり、ほろせになって、かゆくてかゆくて堪らない。
『ノミに小丸』 1965年 内田百閒
語釈:〔名〕「ほろし(疿子)」に同じ。

コメント:方言ですが実感あふれる用例なので。
205頁に40年12月号「小説新潮」とあります。(昭和40年=1965)

編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。「ほろし(疿子)」の語釈に、「皮膚に小さくできるつぶつぶの発疹(はっしん)。じんましん。ほろせ。ちちほむ。ちちはくる」とあります。

著書・作品名:ノミに小丸

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1965年

著者・作者:内田百閒

掲載ページなど:99ページ〔内田百閒『麗らかや』、1983〕

発行元:旺文社