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しょうわいしん【昭和維新】

読者カード 用例 2018年07月11日 公開

2018年06月25日 尽波満洲男さん投稿

用例:茲に昭和二年諒闇の新年を迎へて、最も痛切に自分を刺戟したものは、昭和維新の四字である。
『学校と家庭 学生子弟愛護のみち』 1927年11月 滝沢又市
語釈:〔名〕昭和初期、政治的、社会的変革を求める一部の青年将校や右翼らの理念と運動を、明治維新になぞらえていった語。また、その理念や運動を象徴するスローガン。政党政治の腐敗や左翼運動の台頭に危機感を抱き、不況と恐慌から脱却するため、天皇を奉じて国体を維持するという右翼的理念で、五・一五事件や二・二六事件のほか、多くの反体制運動を引き起こした。この語が最初に使われたのは昭和三年(一九二八)の第一回普通選挙の際で、その標語であったといわれる。

コメント:遡ります。

編集部:2007年8月16日付けで、米倉二郎『東亜地政学序説』(1941)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、14年さかのぼることになります。

著書・作品名:学校と家庭 学生子弟愛護のみち

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1927年11月

著者・作者:滝沢又市

掲載ページなど:1ページ

発行元:文化生活研究會