日国友の会



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アンチテーゼ

読者カード 用例 2018年10月11日 公開

2018年08月15日 ねじり草さん投稿

用例:この原始の生々しい要求は、しばしば高める力のアンチ・テーゼをなしてゐます。〈大正十一年十一月十三日〉
『長田多喜子宛谷川徹三書簡』 1922年 谷川徹三
語釈:〔名〕(ドイツ Antithese)《アンティテーゼ》(2)テーゼ(定立)に対する語。特定の肯定的主張に対する特定の否定的主張で、弁証法においてヘーゲルが説いたテーゼ、ジンテーゼ(総合)とともに三契機の一つ。反立。反定立。反対命題。対立物。

コメント:さかのぼります。

編集部:第2版では、『モダン辞典』(1930)からの例が早いのですが、さらに、8年さかのぼることになります。

著書・作品名:長田多喜子宛谷川徹三書簡

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1922年

著者・作者:谷川徹三

掲載ページなど:267ページ〔谷川俊太郎編『母の恋文-谷川徹三・多喜子の手紙-』、1997〕

発行元:新潮社