日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

オペラバッグ

読者カード 用例 2018年11月05日 公開

2018年09月18日 ねじり草さん投稿

用例:手提げのバツク、折鞄、乃至帯の間、袂の中或は婦人のオペラ・バツクの中に必ず萬年筆が見出さるゝだらう。
『萬年筆の過去,現在及び未来』 1912年 内田魯庵
語釈:〔名〕(英 opera bag)《オペラ-バック》(1) 婦人用の小さなハンドバッグ。ビーズ、刺しゅうなどのほどこされた豪華なものをいう。オペラ見物の時に用いられたのが始まり。

コメント:便覧と同年の文例として。437頁に明治45年・大正元年4月「学鐙」とあります。

編集部:第2版では、棚橋一郎・鈴木誠一『舶来語便覧』(1912)からの例が早い例として添えられています。

著書・作品名:萬年筆の過去,現在及び未来

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1912年

著者・作者:内田魯庵

掲載ページなど:435ページ〔坪内祐三・鹿島茂編『明治の文学 第11巻 内田魯庵』、2001〕

発行元:筑摩書房