日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

ワクチン

読者カード 用例 2018年10月20日 公開

2018年10月07日 天逆大童さん投稿

用例:此方法たる毒免疫法にして天然痘豫防と同理に基く者なれども之を「ワクチナチヲン」Vaccination と云ふは甚だ當を得ず何となれば「ワクチン」等の語は牛躰を借りて弱はめたるより」「Vaccin」(牛苗意)なる名を與へ其後之に類する者には同字を襲用せしと雖本問題の如き牛に試驗するに當り之に「ワクチン」なる名を命ずるは妙ならず
『談叢 結核論[Reitrage Zur Experimentelle Therapie ノ第五冊]〔細菌學雜誌 第八十號〕』 1902年7月25日 ベーリング(北島訳)
語釈:〔名〕(ドイツ Vakzin)ある種の感染症に対して人工的に免疫を得させるために、その病原微生物またはその毒素液に適当な操作を加えて作った免疫原。ジフテリア、コレラ、百日咳、インフルエンザ、結核など多くの病気に用いられる。

コメント:遡ります。

編集部:2006年10月22日付けで、古書人さんに、『東京医事新誌』(第1802号、1913)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、11年さかのぼることになります。

著書・作品名:談叢 結核論[Reitrage Zur Experimentelle Therapie ノ第五冊]〔細菌學雜誌 第八十號〕

媒体形式:その他

刊行年(月日):1902年7月25日

著者・作者:ベーリング(北島訳)

掲載ページなど:39頁下段20行目-40頁上段4行目

発行元:日本聯合醫學會