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ドーリアしき【ー式】

読者カード 用例 2021年07月19日 公開

2018年10月17日 古書人さん投稿

用例:この点に於いて、その映画が、シネマに対して持つ重大さは、正確にドリア式寺院、巧みに行はれた宙返り、ブルックリン橋等と、同じ程度である。
『シネマトグラフヰイの新しい言葉(「映画評論 映画批評研究」(第7巻2号)より)』 1929年8月1日 エス・エイゼンシュテイン著、岡田眞吉訳
語釈:〔名〕「ドリスようしき(─様式)」に同じ。

コメント:辞典以外の事例がないので

編集部:第2版では、竹野長次・田中信澄『音引正解近代新用語辞典』(1928)の例が添えられ、2008年5月16日付けで、末広鉄男さんに、芳賀矢一・下田次郎『日本家庭百科事彙』(1906)の例をご紹介いただいていますが、文例は初めてですね。ちなみに、「ドリス様式」の語釈は「ギリシア建築の様式の一つ。上広がりの円錐台形の柱頭をもつ柱によって構成される。質実剛健な雰囲気をもち、ローマ建築や後の古典主義建築でも用いられた。ギリシア建築で、イオニア様式、コリント様式とならぶ基本的様式の一つ。ドーリア式」となっています。

著書・作品名:シネマトグラフヰイの新しい言葉(「映画評論 映画批評研究」(第7巻2号)より)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1929年8月1日

著者・作者:エス・エイゼンシュテイン著、岡田眞吉訳

掲載ページなど:143ページ

発行元:映画評論社