とうごうしっちょうしょう【統合失調症】
読者カード 項目 2019年01月02日 公開
用例: | 統合失調症も、ある薬で治るということがわかっていて |
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『進化しすぎた脳』 2007年 池谷裕二 | |
語釈: | 〔名〕精神病の一つ。多く青年期に発病する代表的な内因性精神病。現実との接触を失い、意識や感情の働きが鈍くなり、幻覚、幻聴、妄想などの症状が特徴的、慢性化するとぼけの症状を示す。破瓜型、緊張型、妄想型などの病型がある。精神分裂病という名称が昭和一二年(一九三七)より用いられてきたが、平成一四年(二〇〇二)よりこの語に改められた。 |
コメント:用例がなかったので。〔『精選版日本国語辞典』〕
編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、日本精神神経学会が病名を公募して「統合失調症」に決めたのは、2002年の1月19日でした。日国2版は、2001年12月に完結しています。以下、『朝日新聞(東京朝刊)』2002年1月20日付け記事(1頁)に〈病名変更を検討していた日本精神神経学会(理事長=佐藤光源・東北福祉大大学院教授)は19日、東京都内で理事会を開き、三つに絞られていた新病名案のうちから「統合失調症」を選ぶことを決めた。今年8月に開く同学会総会で正式に決定し、診断書などに新病名を使用できるよう、関係行政機関などに働きかける。〉とあります。
著書・作品名:進化しすぎた脳
媒体形式:単行本
刊行年(月日):2007年
著者・作者:池谷裕二
掲載ページなど:276ページ
発行元:講談社