日国友の会



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えいこらしょ

読者カード 項目 2019年01月31日 公開

2018年12月10日 ねじり草さん投稿

用例:南京小僧は力持ち みんな強いぞエイコラショ
『三つのエチュード』 1957年 深沢七郎
語釈:〔感動〕「えんやこら」に同じ。

コメント:2008年5月2日に「えいこら」で投稿がありますが、この場合ニュアンスが「えんやこら」に近いと思いますがいかがでしょうか。203頁に昭和32年4月刊とあります。

編集部:2版の「えんやこら」の語釈は「力を込めて重い物を動かすときの掛け声」とあります。また、ぽんちさんの投稿「えいこら」の語釈は「感動〕力を込めて物を動かしたり、大儀なことをしようとするときに発することば」となっています。違いは「大儀なことをしようとするとき」ということになりますが、語形として「〜しょ」が加わるとかけ声の要素が一層強くなると思われます。cf.うんとこしょ、どっこいしょ、よいしょ、へんこらしょ、やっしょやっしょ、わいしょ、わっしょ等。

著書・作品名:三つのエチュード

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1957年

著者・作者:深沢七郎

掲載ページなど:203ページ〔斎藤緑雨 岩野泡鳴 上司小剣 深沢七郎『日本短編文学全集 第9巻』、1969〕

発行元:筑摩書房