あれなり【彼—】
松井カード 用例 2019年01月02日 公開
用例: | 幸、向側の景色は、あれなりで畧纏まってゐる |
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『草枕』 1906年 夏目漱石 | |
語釈: | 〔名〕(「なり」はそのままの意。副詞的にも用いる)(2)相応であること。「あれにはあれなりの良さがある」 |
コメント:2版に例ナシ。松井カードからもう1例。同じく夏目漱石の『三四郎』(1908)から「それから野々宮の妹ね。あれはまた、あれなりに露悪家だから面白い」〔『漱石全集第四巻』、178ページ10行目〕
編集部:第2版では用例を添えることができませんでした。
著書・作品名:草枕
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1906年
著者・作者:夏目漱石
掲載ページなど:505ページ、10行目〔『漱石全集 第二巻』、1966〕
発行元:岩波書店