けいえいごうりか【経営合理化】
読者カード 項目 2022年01月10日 公開
用例: | 第三の経営合理化では眞先に取上げられるのが過剰人員整理、そこから手をつけていかなければ、あらゆる面の経費の節約経営の合理化はできないと思ってをります。 〔座談会 企業合理化の手段と調整〕 |
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『ダイヤモンド(第37巻第9号)』 1949年3月21日 編輯兼発行人 加藤 一 | |
語釈: | 広狭二義がある。広義の経営合理化とは、在来の状態を合理的な方向に改善し、経営目的の達成度を高めるためのあらゆる努力を総称する。これに対して、狭義の経営合理化は、資本主義企業において行われる目的達成努力の改善をいい、歴史的・伝統的には、狭義の概念が一般的であった。その内容は、利潤追求目的を第一義としたため、労働強化、人間疎外、解雇を招くものが多かったため、経営合理化をこれらと同一視し、非難する風潮が生じた。しかし、労働の強化や非人間化による労働者側の反発は、終局的には企業自体の存続に背反するとの企業観が普及し、企業自体も利潤追求単一目的を修正するに至って、労働者の利害を内包した広義の経営合理化の概念が一般化するようになってきた。〔『ニッポニカ』@JapanKnowledge〕 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:ダイヤモンド(第37巻第9号)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1949年3月21日
著者・作者:編輯兼発行人 加藤 一
掲載ページなど:18ページ
発行元:ダイヤモンド社