日国友の会



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ちんせきにじす【枕席に侍す】

読者カード 用例 2019年06月27日 公開

2019年03月24日 ねじり草さん投稿

用例:客の使役するところとなれる婢なりしが、後漸く客の枕席に侍するに至り
『一国の首都』 1899年 幸田露伴
語釈:婦人が男子とともに寝る。夜の伽(とぎ)をする。枕席を薦む。

コメント:さかのぼります。

編集部:第2版では、内田魯庵『社会百面相』(1902)の「枕席に侍る」例が早いのですが、それよりも3年さかのぼることになります。「枕席に侍す」の例としては永井荷風『腕くらべ』(1916-17)の例よりも18年さかのぼることになります。

著書・作品名:一国の首都

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1899年

著者・作者:幸田露伴

掲載ページなど:336ページ〔坪内祐三・福田和也編『明治の文学 第12巻 幸田露伴』、2000〕

発行元:筑摩書房