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こくてん【黒点】

読者カード 用例 2019年08月16日 公開

2019年06月05日 若桜木虔さん投稿

用例:日無精光。中有黒点。大如李子。〈仁寿元年(851)十一月甲戌〉
『日本文徳天皇実録』 851年 藤原基経・菅原是善・都良香ら
語釈:〔名〕(2)太陽面の黒い斑点。太陽面より温度が低いため黒く見える。形はほぼ円形。直径は数百~十数万キロメートル、寿命は数時間から数か月、約一一・一年の周期で増減する。強い磁場があり、黒点の多い時は地球の磁気あらしやオーロラ現象が起こりやすい。太陽の活動を示す重要な要素とされる。サンスポット。

コメント:

編集部:第2版では、山口鋭之助『物理学術語和英仏独対訳字書』(1888)から早い例が引かれています。ちなみに、諸橋『大漢和辞典』に、「黒点」の見出しはあれど、この意味の記述と例はなし。

著書・作品名:日本文徳天皇実録

媒体形式:その他

刊行年(月日):851年

著者・作者:藤原基経・菅原是善・都良香ら

掲載ページなど:479ページ後ろから3行目〔『国史大系 第3巻』、1897-1901〕

発行元:経済雑誌社