日国友の会



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ゴシック

読者カード 用例 2019年11月21日 公開

2019年07月26日 ねじり草さん投稿

用例:建築の学者、「ゴシック」の営造法には通じたれども、九尺二間の裏店を建るを知らず
『福沢文集〈二〉』 1878年 福沢諭吉
語釈:〔名〕(英 Gothic 「野蛮・未開」の意を表わす中世イタリア人の語に由来)
(1)ロマネスクに続くヨーロッパ中世美術の様式。聖堂建築がもっとも典型的で、交差肋骨で支えられた穹窿(きゅうりゅう=ボールト)や、高く空に向かってのびる尖塔(アーチ)など、垂直線から生じる上昇効果の強調が特色。ゴシック式。ゴシック風。ゴチック。

コメント:さかのぼります。675頁に明治8年とあります。

編集部:第2版では、夏目漱石『野分』(1907)の例が早いのですが、さらに、29年さかのぼります。

著書・作品名:福沢文集〈二〉

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1878年

著者・作者:福沢諭吉

掲載ページなど:440ページ〔『福沢諭吉全集』第四巻、1970(再版)〕

発行元:岩波書店