ゴシック
読者カード 用例 2019年11月21日 公開
用例: | 建築の学者、「ゴシック」の営造法には通じたれども、九尺二間の裏店を建るを知らず |
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『福沢文集〈二〉』 1878年 福沢諭吉 | |
語釈: | 〔名〕(英 Gothic 「野蛮・未開」の意を表わす中世イタリア人の語に由来) (1)ロマネスクに続くヨーロッパ中世美術の様式。聖堂建築がもっとも典型的で、交差肋骨で支えられた穹窿(きゅうりゅう=ボールト)や、高く空に向かってのびる尖塔(アーチ)など、垂直線から生じる上昇効果の強調が特色。ゴシック式。ゴシック風。ゴチック。 |
コメント:さかのぼります。675頁に明治8年とあります。
編集部:第2版では、夏目漱石『野分』(1907)の例が早いのですが、さらに、29年さかのぼります。
著書・作品名:福沢文集〈二〉
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1878年
著者・作者:福沢諭吉
掲載ページなど:440ページ〔『福沢諭吉全集』第四巻、1970(再版)〕
発行元:岩波書店