日国友の会



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きじょう【机上】

読者カード 語釈 2019年10月15日 公開

2019年08月23日 ねじり草さん投稿

用例:余此意見を懐抱すること是に久しきも畢竟机上の経済論に過ぎざるが故に
『四民の目さまし〈商族諸君に告く〉』 1892年 中江兆民
語釈:頭で考えたり、紙に書いたりしただけのこと。〈『三省堂国語辞典』第七版(2)より〉

コメント:2010年9月30日に【机上の議論】が投稿されていますのでブランチでまとめたほうがよいのではないかと思い。【保護貿易】*四民の目さまし(1892)とありました。

編集部:第2版では、「机の上。机のほとり。机の前」の意味記述だけになっており、子見出しとして「机上の空論」を立てていますが、新たにブランチを立てて、〈(2)「きじょう(机上)の空論(くうろん)」に同じ。〉とし、ご紹介いただいた例を添えるべきかもしれません。

著書・作品名:四民の目さまし〈商族諸君に告く〉

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1892年

著者・作者:中江兆民

掲載ページなど:255ページ上段8行目〔『明治文学全集13 中江兆民集』、1967〕

発行元:筑摩書房