たんせん【貪泉】
読者カード 用例 2020年03月22日 公開
用例: | 〔三・陳徳行〈紀斉名〉〕 嶺南補吏、酌貪泉而天性如旧。 |
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『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 〔名〕その水を飲む人は皆貪欲になるという泉。中国、広東省にあったとされ、晉の呉隠之がこれを飲みながら心が変わらず名をあげたという。 |
コメント:
編集部:第2版では、『海道記』(1223頃)の例が添えられ、漢籍は『晋書』から引かれています。
著書・作品名:本朝文粋
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:170ページ上段後ろから7行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店