パセティック
読者カード 用例 2020年01月07日 公開
用例: | 余は従来我が芸林にユーモア殊にパセチツクユーモアの涕笑斉至的の妙趣を写すに適したる筆墨乏(とぼ)しきを恨(うら)みたり |
---|---|
『「小公子」を読む』 1891年 森田思軒 | |
語釈: | 〔形動〕(英 pathetic )《パセチック》悲壮であるさま。感傷的、また、感動的なさま。 |
コメント:さかのぼります。283頁下段に明治24年11月15日「郵便報知新聞」とあります。
編集部:第2版で、勝屋英造『外来語辞典』(1914)の例が早いのですが、さらに、23年さかのぼります。
著書・作品名:「小公子」を読む
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1891年
著者・作者:森田思軒
掲載ページなど:283ページ下段3行目〔『明治文学全集26 根岸派文学集』、1981〕
発行元:筑摩書房