ホームスパン
読者カード 用例 2020年01月22日 公開
用例: | あの渋い手織(ホウムスパン)の散歩服の手前、よくそんな預言者めいた口が利けたものだと |
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『うづまき〈十七〉』 1910年 上田敏 | |
語釈: | 〔名〕(英 homespun)手織りの布。特に、手織りのような感触の、太い手つむぎの糸で織った毛織物。あらい平織または斜文織。また、これに類似の織物。 |
コメント:さかのぼります。407頁下段に明治43年6月大倉書店から出版、もとは同年1月1日から3月2日まで「国民新聞」に連載とあります。
編集部:第2版では、夏目漱石『明暗』(1916)の例が早いのですが、さらに、6年さかのぼります。
著書・作品名:うづまき〈十七〉
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1910年
著者・作者:上田敏
掲載ページなど:354ページ下段十七の8行目〔『明治文学全集31 上田敏集』、1966〕
発行元:筑摩書房