えいすい【穎水】
読者カード 用例 2020年07月06日 公開
用例: | 〔四・入道大相国謝官文書内覧表〈大江匡衡〉〕 漢四皓雖出、応曜独留於淮陽之雲。尭三徴不来、許由長棲於穎水之月。 |
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『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 中国河南省、鄭州(ていしゅう)付近に源を発し、南東流して淮河(わいが)に注ぐ川。古代、堯帝に召された許由(きょゆう)がその栄達を望まず、その話を耳の汚れとして、この川の水で洗い清めた故事が伝えられ、以来、高い地位や世間の俗事を顧みないことに、この川の名が用いられる。潁川(えいせん)。 |
コメント:
編集部:第2版では、漢籍、『漢書』の例が引かれているだけですね。
著書・作品名:本朝文粋
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:185ページ下段後ろから3行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店