らんぎく【蘭菊】
読者カード 用例 2020年12月22日 公開
用例: | 〔下・禁中瞿麦花詩三十韻〕 今年初種禁籬。物得地而増美。雖有数十名花。傍若無色香耳。但古今人嘲詠知小。蓋此花生大山川谷。不在好家名処。何得右薔薇左牡丹前蘭菊後萱草乎。 |
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『田氏家集』 892頃年 島田忠臣 | |
語釈: | 〔名〕(1)植物「だんぎく(段菊)」の異名。 |
コメント:
編集部:第2版では、『日蓮遺文-開目抄』(1272)から早い例が引かれています。ちなみに、『大漢和辞典』は「蘭と菊」の意とし、『唐書』等の例を引いています。
著書・作品名:田氏家集
媒体形式:その他
刊行年(月日):892頃年
著者・作者:島田忠臣
掲載ページなど:178ページ下段4-5行目〔『群書類従 第九輯 文筆部』、1932〕
発行元:続群書類従完成会